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ウイスキーの作り方、説明できる?意外と知らない蒸留という言葉。

2024.02.22

日ごろ親しんでいるウイスキーの作り方を皆さんは説明ができますか?ウイスキーは好きだけれども作り方までは詳しく知らないという方は多いと思います。ここでは、ウイスキーの材料の基礎知識から基本的な作り方の工程までをご紹介します。

  1. ウイスキーの作り方知ってますか?
  2. ウイスキーの基本知識:モルトウイスキー?グレーンウイスキー?
  3. ウイスキーの基本知識:モルトウイスキーとは
  4. ウイスキーの基本知識:グレーンウイスキー
  5. ウイスキーの基本知識:ブレンデッドウイスキー
  6. ウイスキーの基本知識:アメリカンウイスキーは意味合いが異なる?
  7. ウイスキーの作り方:モルトウイスキーを作るプロセス
  8. ウイスキーの作り方:原材料の選定
  9. ウイスキーの作り方:糖化
  10. ウイスキーの作り方:発酵
  11. ウイスキーの作り方:蒸留
  12. ウイスキーの作り方:熟成
  13. 「ウイスキーの作り方、説明できる?意外と知らない蒸留という言葉。」まとめ
ビールやお酒が日本で一般的な飲み物であり、最近では多くのメーカーが各地で工場見学を実施したりしている背景もあって、ビールや日本酒であれば、そのつくられるプロセスはメーカーに携わる人でなくても、基本的な知識として一般の人でも良く知れ渡るようになりました。 しかし、ウイスキーの場合はどうでしょうか?ウイスキーも日本で一般的に親しまれているお酒の一つですが、なかなかウイスキーの蒸留所の見学は日本でもなく、そのウイスキーが作られているプロセスを知っている方はすくないのではないでしょうか?ここではウイスキー初心者からウイスキー好きとしては絶対に押さえておきたい、基本的なウイスキーに関する知識とウイスキーを作るプロセスをご紹介します。
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初心者さんでも飲みやすい銘柄はここから。

ウイスキーが作られるプロセスをご紹介する前に、まず、ウイスキーの銘柄に記載されていたり、良く耳にする言葉であるモルトウイスキーとグレーンウイスキーの違いを皆さんはご存知でしょうか?この基本的な違いを知っているだけでもウイスキーへの知識がより深まり、ご自身の新しいウイスキー選びにも役立つこと間違いありません。是非、ウイスキーの基本知識として知っておきましょう。
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モルトウイスキーは一般的に大麦を原料したウイスキーのことを差します。特徴として麦芽を乾燥させるためにピート(泥炭)を焼くので、その独特な香りがウイスキーに移ります。てまひまが多くかかるウイスキーですが、風味の良さはこのモルトウイスキーが最も良いとされています。さらにモルトウイスキーの中でも1つの蒸留所で作られたモルトウイスキーをシングルモルトといい、多くのファンを魅了しています。
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モルトウイスキーとは異なり、ウイスキーの原料にトウモロコシやライ麦、小麦などを使用して作られるウイスキーのことです。風味が穏やかなのでサイレントスピリッツと呼ばれています。ウイスキー初心者やお酒があまり得意でない人、女性の方などにおすすめ出来るウイスキーです。若干モルトのものより味と風味が劣ることが多いですが、長時間熟成された物はこの欠点をカバーしており、非常に貴重なウイスキーとなります。
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日本で最も人気があり一般的なウイスキーがこのブレンデッドウイスキーです。このウイスキーは文字通り、モルトウイスキーとブレンドウイスキーを混ぜ合わせたウイスキーでお互いの長所を上手に引き出し作り上げられています。
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軽い口当たりが人気のカナディアンウイスキーもこの一種。

アメリカンウイスキーでは少々意味合いが異なります。アメリカンウイスキーでもモルトウイスキーの定義は大麦が51%以上です。また、シングルモルトウイスキーに関しても大麦のみを原料としたウイスキーになりますので、注意が必要です。
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ここでは、特に一般なウイスキーとして知られているモルトウイスキーが作られるプロセスをご紹介します。モルトウイスキーを作るプロセスは”原材料の選定””糖化””発酵””蒸留””熟成”の大きく分けて5つのプロセスから作られています。それぞれのプロセスの基本的な意味を知識として蓄えるだけでも、今後のウイスキー選びやウイスキー仲間との話が盛り上がること間違いありません。
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まずはじめに行わないといけないのが、ウイスキーの原料選びです。モルトウイスキーでは大麦選びがとても大切で、デンプン質が多く含んでいて、窒素成分が少ない大麦が適しています。そのため、そう言ったモルトウイスキー作りに最適な大麦の選定を行います。 また、使われている水も澄んでいる水を使うことはもちろんのこと、ウイスキー作りには欠かすことのできないミネラル成分が入っているものを厳選して使用します。
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ここではウイスキー作りの発行に欠かすことの出来ない麦汁をつくります。 この次のプロセスである発酵のプロセスでこの麦汁をアルコールに変えますが、いきなり酵母は大麦のデンプンからアルコールに変えることはできません。ですので、まず麦汁を作ります。麦汁作りは先ず、粉砕した麦芽と温水を混ぜて合わせます。そうすることで、麦芽の酵素が働き、麦芽のデンプン質が糖分に変えられます。このプロセスが終わった段階で、余分なガラがでますので、ろ過することで麦汁が出来上がります。
糖化のプロセスで作った麦汁を発酵させることにより、アルコール分をもった発酵液に変えるプロセスです。麦汁に酵母を加えることで、麦汁の糖分を分解してアルコールと炭酸ガスに変えられます。このプロセスでウイスキー独特の香りができあがりますので、各ウイスキーブランドごとでこの酵母の種類や発酵条件、時間などが異なります。麦汁に酵母を加えて直ぐは泡が立ち、発酵槽は泡だらけになりますが、発酵が完了すると泡も落ち着き、液面が見えてきます。この時間で約60時間はかかります。
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発酵のプロセスが完了した段階のものは"もろみ"と呼ばれていますが、まだまだアルコール度数としては低く約7%程度しかありません。そこでこの蒸留のプロセスで、発酵の終わったもろみを蒸留器にいれてウイスキーの高いアルコール度数まで高めるのです。 蒸留とはアルコールを代表とする揮発性の成分を取り出す方法のことをいいます。 一般的にアルコールは80℃で沸騰し、揮発しますので、この性質を活かして一度揮発させたアルコールを気体として取り出し、再度温度を80℃以下とすることで、濃縮されたアルコール分を取り出すことが出来ます。この工程を行うことにより、もろみでは低かったアルコール度数が高まり、より純度の高いウイスキーが出来上がります。
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蒸留にて出来上がったウイスキーを長時間樽で寝かせることで熟成を行います。熟成期間は3年、5年、10年、12年などブランドや銘柄によってさまざまです。ウイスキーのあのきれいな琥珀色はこの樽熟成によって作られるものです。ウイスキーの樽はホワイトオーク、スパニッシュオーク、ミズナラなどが一般的です。また、樽のサイズも熟成スピードと関連がありますので、樽の材質、大きさ、温湿度などの徹底した管理が必要とされます。まだまだこの樽熟成のメカニズムは解明されていない部分があるので、時の技ともいわれています。 ウイスキーを樽にいれて長時間熟成することで、酸化、エステル化が発生し、あの香高いウイスキーが出来上がります。
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今回はウイスキーの初心者の一般的な知識から、なかなか一般的に知られていないウイスキー(モルトウイスキー)が作られるプロセスまでをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?ウイスキーのプロセスを知っているだけでも、自分好みの銘柄を見つけることに役立ったり、BARへ行かれた際にもバーテンダーや他のウイスキー好きの方との話が盛り上がりそうですね。今後ウイスキーを飲むときにこのウイスキープロセスを思い出して飲んでみるとまたウイスキーの違った愉しみが味わえますよ。
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