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【季語】12月の季語!俳句からビジネスメールまで使える言葉を紹介。

2024.02.22

季語を使いたいけれどどうしたら良いかわからない人も多いはず。そこで今回は12月の季語特集と題して、俳句やビジネスで使える12月の季語をご紹介します。挨拶文から、ビジネス用の結びの季語、時候の挨拶をはじめ、上旬、中旬、下旬で使える俳句季語をラインナップしました。

  1. ビジネスや俳句で使える12月の季語を大特集!
  2. 【ビジネスや俳句で使える12月の季語特集!・基本編】①季語ってそもそも何?
  3. 【ビジネスや俳句で使える12月の季語特集!・俳句編】②12月に使いたい俳句用の季語
  4. 【ビジネスや俳句で使える12月の季語特集!・俳句編】③12月の季語を使った俳句の例
  5. 【ビジネスや俳句で使える12月の季語特集!・ビジネス編】④ビジネスでは挨拶文と結びに季語をつけるのが一般的
  6. 【ビジネスや俳句で使える12月の季語特集!・ビジネス編】⑤ビジネスで使われる主な挨拶文や結びの季語
  7. 【ビジネスや俳句で使える12月の季語特集!・上旬編】⑥12月上旬用の季語
  8. 【ビジネスや俳句で使える12月の季語特集!・中旬編】⑦12月中旬用の季語
  9. 【ビジネスや俳句で使える12月の季語特集!・下旬編】⑧12月下旬用の季語
  10. 季語を使いこなしてメールや俳句をさらに格調高く
引用: https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/kumakichi0221B018_TP_V.jpg
「季語」と聞くと、なんだか難しい、なんてイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。しかし、季語は俳句などだけでなく、ビジネス用のメールなどでも使わなければいけない、いわば常識のようなもの。季語をマスターすれば、趣味だけでなく仕事にも役に立つんですよ。そこで以下では、12月の季語について大特集!時候の挨拶文や結びの語句をはじめ、上旬中旬下旬で使いたい主な季語をまとめました。

俳句の中に入れなければならない季節を示す語句のこと

「季語」とはそもそもどんなものなのか皆様はご存知でしょうか。季語は、俳句の世界で使われる用語で、俳句や連歌では必ず文の中に入れなければいけないという性質をもったものです。この縛りがあることによって、俳句や連歌に季節感が増し、より情感豊かな俳句が生まれるのです。

ビジネスメール等では、時候の挨拶文に使われる

引用: https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/C812_pcwochecksurudansei_TP_V4.jpg
また、季語の文化は俳句だけでなく、メールや手紙を出すときの文化としても受け継がれています。特にビジネス用のメールなどでは、冒頭に時候の挨拶文、そして文章の最後に季語が入った結びの語句をつけるのが常識とされています。

代表的な12月の季語

まずは、12月の俳句の季語についてご紹介していきます。代表的な12月の俳句の季語は以下の通り。
霜月・柳葉魚・冬木立・枯木立・枯柳・冬ざれ・水鳥・鴨・初雪・初氷・咳・くしゃみ・水洟 ・毛布・夜着・どてら・綿入・紙子…etc.
12月の季語は上記の通り、冬の寒さを表すものが多くなっています。体調に関するものが季語として使われるのも面白いところです。

こんな季語も12月の季語として使われる

ちょっと個性的な季語としては「クリスマス」や「サンタクロース」などもあります。カタカナの語句でも、季節の要件を満たしていれば季語として使うことができるのです。そのほかにも、「キリストの~」や「ソリ遊び」、「イルミネーション」なども季語として認められる場合が多くなっています。
ここからは、12月の季語を用いた俳句をご紹介していきます。

井原西鶴の綴った俳句

引用: http://2.bp.blogspot.com/-StDUs2GnHrg/URpNaAN6wCI/AAAAAAAAAOI/iyyD5JvkGwE/s1600/DSCN1794.jpg
大晦日 定めなき世の さだめ哉
【季語】大晦日
【意味】なかなか決まりごとが守られない世の中だけれども、大晦日だけは決まった日にやってくるなあ
こちらは、俳句の大家である井原西鶴が詠んだ12月の俳句。季語は言わずもがな「大晦日」ですね。なんとなくぼんやりした俳句のように思えますが、表している日が大晦日というのがこの俳句のポイント。井原西鶴の生きていた時代では大晦日は現代と違って、一年の総決算の日。大晦日に溜まっていたツケや借金を払ったり、逆に借金を取り立てたりしていたわけです。そのため、大晦日を無事に乗り越えられるかということは、昔の人にとっては非常に重要だったのです。あたふたしていても、大晦日は必ずやってきてしまう。そんな心情を詠んだ句となります。

正岡子規が綴った俳句

引用: https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20171025000461_commL.jpg
いくたびも 雪の深さを 尋ねけり
【季語】雪
【意味】病床にいると、何度も何度も外に積もる雪の深さを訪ねてしまったなあ
こちらは、正岡子規が詠んだ12月(冬)の俳句です。シンプルな行動を表した俳句ですが、これは正岡子規の体調とも関係が深い句です。というのも、正岡子規は結核という病気にかかっており、ずっと寝床で過ごすことが多かったと言われています。寝床にいると外の様子を知ることができないので、家人に何度も雪の様子を尋ねてしまう、そんな正岡子規の悲哀や無情を詠んだ句となります。

ビジネスでは時候の挨拶文に季語が使われる

引用: https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/gorisanIMGL9690_TP_V.jpg
ここからは、ビジネス用の季語についてご紹介していきます。冒頭にも述べたように、ビジネス用のメールなどではメールの最初の部分に時候の挨拶文を書くのがマナーとされています。 「~の候」と始まるあの部分ですね。この挨拶文があると、より丁寧さを演出することができ、本題に入る前のクッションとしての役割もあります。

結びの文にも季語を入れるとより格調が高くなる

引用: https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/goriIMGL9697_TP_V.jpg
より丁寧なビジネスメールになると、文章の最後にも時候の結びの語句を挿入します。こちらは「~折、お体には~」の部分と言えばわかりやすいでしょうか。こちらも、形式的な意味合いが強く、丁寧さや格式を高める役割があります。

主な12月のビジネス用時候の挨拶文

引用: https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/PP_yukitoarashiyama_TP_V.jpg
師走の候・厳寒の候・初氷の候・季冬の候・年の瀬もいよいよ押し迫り・寒気厳しき折・寒さもいよいよ厳しくなって参りましたが
俳句と同じく、寒さに関するものが多くなっています。年末ということを表現した文が多いのも特徴です。~の候や、~の折と挨拶文を置いたのなら、~におかれましてはますます~のことと存じます。などと繋げるのが一般的です。

主な12月のビジネス用時候の結びの季語

引用: https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/MKJ_koottakotton_TP_V4.jpg
年末に向けご多忙のことと存じますが・寒気厳しき折・時節柄・寒さがいよいよ強まってまいりましたが・何かとご多忙のことと存じますが・寒冷のみぎり
結びの語句では、手紙やメールを送る相手の体調を配慮する言葉につなげるのが一般的です。~の折り、くれぐれもご自愛くださいませ。などが使用例です。

12月上旬の俳句の季語

引用: https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/MS251_mansaku_TP_V4.jpg
落葉・初霜・冬ごもり・寒椿・山茶花・小春・北風・時雨・ストーブ・薪割り 等
12月上旬の俳句用季語は、「寒くなってきた」という情感を表したものがおすすめです。寒さが深まっている表現は、もう少し先の季節にとっておきましょう。

12月上旬のビジネス用季語

引用: https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/ameman_huyunoasa_TP_V.jpg
大雪の候・初冬の候・小春日和の候・いよいよ寒さが厳しくなってまいりましたが・木枯らしが吹きすさぶころになりましたが・年末に向けてあわただしくなってきますが 等
ビジネス用の季語でも、上旬は寒くなってきたことを表現するのが一般的。大雪というのが12月8日のことを指すため、上旬用の語句としてはぴったりでおすすめです。

12月中旬の俳句の季語

引用: https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/PPG_kirioetasakuratoike_TP_V4.jpg
冬至・歳忘れ・火鉢・冬木立・朧月・日記買う・重ね着・日向ぼこ 等
中旬の俳句の季語の選び方は、上旬での語句と同様でOKです。中旬の語句では冬至が入ってくるのが特徴です。

12月中旬のビジネス用季語

引用: https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/ELLY15121724_TP_V.jpg
冬至の候・霜寒の候・いよいよ寒さが厳しくなってまいりましたが・寒さが一層身に染みるころになりましたが 等
中旬のビジネス用語句も、特に上旬と違いはありません。ここでも冬至を使うことができます。

12月下旬の俳句の季語

引用: https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/AMEMAN130019_TP_V.jpg
引用: https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/MKJ_momitoyuki_TP_V.jpg
大晦日・年末・歳末・クリスマス・新年・もみの木・プレゼント 等
下旬になると、クリスマスや大晦日、お正月などイベント事の季語が入ってきます。

12月下旬のビジネス用季語

引用: https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/005AMEMAN17517_TP_V.jpg
歳末の候・歳晩の候・今年も押し迫ってまいりましたが・年末御多忙の折・来年もご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします 等
ビジネス用の下旬の語句では、年末の忙しさを配慮する文などが好まれます。また、下旬特有の語句としては、新年への挨拶なども入ってくるのが特徴です。
引用: https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/0I9A7056ISUMI_TP_V.jpg
以上、12月の季語についてご紹介いたしました。季語を使いこなしたり、バリエーションを増やすと手紙や俳句により一層の深みや格調を与えることができます。ぜひこの記事を参考にして、素敵な俳句やメール、手紙を書いてみてくださいね。
引用: https://www.pakutaso.com/shared/img/thumb/AMEMAN130000_TP_V.jpg
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://www.instagram.com/p/Bc_S4BgBOVJ/?tagged=12%E6%9C%88%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC