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大江健三郎の代表作おすすめ|飼育、性的人間、人間の羊など!

2018.06.20

今回は日本を代表するノーベル賞受賞作家、大江健三郎のおすすめ代表作の紹介です。最年少で芥川賞を受賞した『飼育』をはじめ、問題作セブンティーンを収録した『性的人間』や『人間の羊』から全集まで大江健三郎のおすすめ代表作を紹介していきます。

  1. 大江健三郎の代表作おすすめ|飼育、性的人間、人間の羊など!
  2. 全集がおすすめ?|飼育・性的人間・人間の羊・セブンティーン!大江健三郎の代表作①:『死者の奢り・飼育 』、1959(新潮文庫)
  3. 全集がおすすめ?|飼育・性的人間・人間の羊・セブンティーン!大江健三郎の代表作②:『万延元年のフットボール』、1988 (講談社文芸文庫)
  4. 全集がおすすめ?|飼育・性的人間・人間の羊・セブンティーン!大江健三郎の代表作③:『性的人間 』、1968(新潮文庫)
  5. 全集がおすすめ?|飼育・性的人間・人間の羊・セブンティーン!大江健三郎の代表作④:『ピンチランナー調書』 、1982(新潮文庫)
  6. 全集がおすすめ?|飼育・性的人間・人間の羊・セブンティーン!大江健三郎の代表作⑤:『芽むしり仔撃ち 』、1997(新潮文庫)
  7. 全集がおすすめ?|飼育・性的人間・人間の羊・セブンティーン!大江健三郎の代表作⑥:『ヒロシマ・ノート』、1965 (岩波新書)
  8. 全集がおすすめ?|飼育・性的人間・人間の羊・セブンティーン!大江健三郎の代表作⑦:『「雨の木」を聴く女たち 』、1982(新潮社)
  9. 全集がおすすめ?|飼育・性的人間・人間の羊・セブンティーン!大江健三郎の代表作⑧:『大江健三郎全小説 』、2018(講談社)
  10. 全集がおすすめ?|飼育・性的人間・人間の羊・セブンティーン!大江健三郎の代表作9:『人間の羊』
  11. 大江健三郎の代表作おすすめ|飼育、性的人間、人間の羊など! まとめ
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今回は大江健三郎特集です。大江健三郎といえば、日本人史上2人目となるノーベル文学賞を受賞した日本を代表する小説家のひとりです(1人目の川端康成以来26年ぶりの受賞となる)。
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愛媛県喜多郡内子町に生まれ、最終学歴は東京大学文学部フランス文学科であり現在の日本でも昔の日本でもエリートといえる存在であった大江健三郎。その秀才ぶりは大学在学中から発揮しており1958年、当時の芥川賞最年少記録を『飼育』という作品で受賞しました。デビュー当初は実存主義作家として活躍していましたが、戦争乗り超えいつくるかわからない敵や爆弾などと距離をおいた生活をっしていくなかで、日本の閉塞感や恐怖を性を用いることで表現をかの有名な石原慎太郎・開高健に並べられ第三の新人と呼ばれ、新しい世代の作家として注目されるようになります。
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また当時の各賞の最年少受賞も数多くあり、20代前半から現在まで活躍中。2006年には「大江健三郎賞」という文学賞が講談社が設立しており、大江健三郎がいかに偉大な人物かおわかりいただけるかと思います。今回はそんな大江健三郎の代表作品を全部で8作品セレクトしました。普段の読書のお供にいかがでしょうか?

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まず最初に紹介するのは新潮社から出版されている『死者の奢り・飼育』です。大江健三郎といえば当時最年少芥川賞者となったことで『飼育』が有名です。しかし『死者の奢り』も芥川賞候補作品でこちらのほうを推す当時の審査員もいます。
屍体処理室の水槽に浮き沈みする死骸群に託した屈折ある抒情「死者の奢り」、療養所の厚い壁に閉じこめられた脊椎カリエスの少年たちの哀歌「他人の足」、黒人兵と寒村の子供たちとの無残な悲劇「飼育」、バスの車中で発生した外国兵の愚行を傍観してしまう屈辱の味を描く「人間の羊」など6編を収める。学生時代に文壇にデビューしたノーベル賞作家の輝かしい芥川賞受賞作品集。

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2つめは『万延元年のフットボール』です。こちらは谷崎潤一郎賞作品であり、この記録は現在も破られていません(32歳で受賞)。現在からちょうど半世紀前に描かれた作品、フットボールという作品名(あまり関係ない?)に興味をそそられた方もぜひご一読ください。
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3つめは『性的人間』です。新潮社から出版された中編小説で「性的」と「政治的」を結びつけてこの作品を描いています。あの三島由紀夫も高く評価しているため1度は読んでおきたい大江作品です。
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核兵器や学生運動などの深刻な出来事を扱っており、現在読んでも通ずるものがある作品です。特に燃料運搬中の被爆や原発問題は物語だけだからといって他人ごとではない重要なテーマを含んでいます。小説や映画は自分に関係のないこと、これまで経験しなかったこと、今後も一生経験することがないことで追体験させてくれる素晴らしい芸術です。この本にかぎらず他の本もそれは同じ。生きていくうえで、ぜひ貴重は追体験をしてください。
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5つめは『芽むしり仔撃ち』。大江健三郎本人も「好きな作品である」と公言している作品で排他性を含んだ社会に抵抗するが、そのなかでしか生きていけない少年たちを描いた作品です。
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6つめは『ヒロシマ・ノート』。作品名から内容がある程度理解できます。この作品はノンフィクションであり、大江健三郎自身が1963年の広島に行き、原爆の被爆者やその治療に携わる医療関係者を取材し戦争や原爆の悲惨さを訴える作品です。
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7つめは読売文学賞受賞作品である『「雨の木」を聴く女たち 』です。この連作集の第一作である『頭のいい「雨の木」』に影響を受け作曲家の武満徹は打楽器アンサンブル曲『雨の樹』(レイン・ツリー)を作曲しました。本作品とこの曲は互いに影響を受けているため、どちらともお楽しみいただけると幸いです。
危機にある男たちを受け入れ、励ます女たち。若者を性の暴力にむけて挑発しながら、いったん犯罪がおこると、優しい受苦の死をとげて相手をかばう娘。かれらをおおう「雨の木(レイン・ツリー)」のイメージは、荒涼たる人間世界への再生の合図である……。

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さて次に大江健三郎の『全集』をおすすめしておきます。現在まで非常に多くの作品を発表している作家のため当然のように全集は大ボリューム。全15集ある大江健三郎の全集はさすが購入や「イチから読んでください」とはいいません。しかし、今では読むのが難しい作品なども掲載されているので興味のある方はぜひお手にとってみてください。
1958年、大学在学中の当時史上最年少23歳で芥川賞を受賞した「飼育」をはじめ、「奇妙な仕事」「死者の奢り」「他人の足」などデビュー前後の鮮烈な初期短篇の数々を収録、ほかに最初期長編として名高い『芽むしり仔撃ち』、『われらの時代』を含む。小説家としての第一歩をしるす記念碑的な作品群。大江文学はここから始まった!

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9つめは1つめに紹介した『飼育・死者の奢り』とともに収録されている『人間の羊』です。とある日とあるバスの車内で発生する外国人兵士による婦女暴行事件に遭遇する主人公、突然の出来事に何もできない自分の力のなさを感じるものの…、と一見よくある話に聞こえるがその後登場する人物によってこの物語はこれまでと違った雰囲気をまとい出す。婦女暴行の現場に遭遇することなど滅多にないが、事件以外に類似する出来事は人生のなかで幾度も訪れる。自分ひとりだけで生きてるならいいが、この世界は他人と共存しなければならない。それは当然のように理不尽なことも起こりえるのだ。小説や映画というのは自分の人生に見に覚えのないことでも追体験することができる貴重なツールである。この小説を読んでぜひ貴重な追体験をしていただきたいと思います。
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大江健三郎作品いかがだったでしょうか?全集がまとまっていて読むうえではおすすめですが、購入するにはちょっと高い。気になった作品がある場合にはそれを購入してしまえばいいですが、そうでない方は図書館などで全集を読んでみてはいかがでしょうか?
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://diamond.jp/mwimgs/f/7/-/img_f7fb570f5066ee5c5550c9f31617b01f98311.jpg