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小川洋子のおすすめ書籍&新刊|ことり・海・妊娠カレンダーなど!

2018.06.19

芥川賞受賞作家である小川洋子の作品は、独特な表現が心に響き渡る作風。暖かさもあり冷たさも感じさせる繊細な表現がおすすめ。映画化もされたそんな小川洋子の書籍や新刊についてまとめます。では、「妊娠カレンダー」「ことり」「海」をはじめ、おすすめ書籍&新刊をご紹介。

  1. 小川洋子とは?
  2. 小川洋子の代表作品
  3. 小川洋子のおすすめ書籍&新刊➀妊娠カレンダー「妹から降りかかる狂気」
  4. 小川洋子のおすすめ書籍&新刊➁薬指の標本「標本とはあなたにとって何なのか?」
  5. 小川洋子のおすすめ書籍&新刊➂博士の愛した数式「数字で広がる世界観」
  6. 小川洋子のおすすめ書籍&新刊➃ミーナの行進「不思議と温かな気持ちにさせてくれる物語」
  7. 小川洋子のおすすめ書籍&新刊⑤海「個性豊かな登場人物が織りなす7つの物語」
  8. 小川洋子のおすすめ書籍&新刊➅ことり「内の世界にある小さな楽しみ」
  9. 小川洋子のおすすめ書籍&新刊➆不時着する流星たち「真実があるのに宙に浮いたような気持ちにさせられる」
  10. 【まとめ】小川洋子のおすすめ書籍&新刊
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後に紹介する「妊娠カレンダー」で芥川賞など多くの賞を受賞する日本の小説家。中でも大学在学中に作り上げた「揚羽蝶が壊れる時」は、大学の卒業論文として出されており、「海燕新人文学賞」を受賞している。中には映画化された作品もあります。
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作風は、人の生死に関するテーマなどを用い、重くのしかかるような話でも透き通るような美しさを与えてくれ、また人間の冷たい部分も垣間見える特徴。

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小川洋子が手掛けてきた主な受賞作品、映画化作品をまとめています。
●揚羽蝶が壊れる時(1988年):海燕新人文学賞
●妊娠カレンダー(1991年):芥川賞
●薬指の標本(1994年):映画化
●博士の愛した数式(2003年):読売文学賞、本屋大賞、映画化
●ミーナの行進(2006年):谷崎潤一郎賞
●ことり(2012年):芸術選奨文部科学大臣賞
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今回はこの中の「揚羽蝶が壊れる時」以外のものと、「海」、2017年に刊行された新刊の「不時着する流星たち」の7作品を紹介していきます。
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はじめに紹介する作品は、芥川賞を受賞している「妊娠カレンダー」から。

「妊娠カレンダー」の内容

物語は妊娠をした姉夫婦とともに暮らす妹の視点で話しが進んでいきます。姉夫婦は新しい生命を授かり喜ばしい中に身を置く一方で、妹は姉の世話をしながら納得できないような感情で過ごす。それは、妊娠した姉にしかわからない「つわり」などで、食事をはじめとしたサポートがエスカレートすること。
それが、妹の姉に対する妊娠を心の底から喜べない思いに駆り立て、何食わぬ顔で農薬に汚染されたジャムを姉に出し続けていくのです。
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「妊娠カレンダー」の作風について

姉夫婦をはじめ親戚には嬉しく思うものの、妊娠をした姉、またその姉を世話する妹。大変なのは姉のはずですが、世話をする妹も事細かな要求に耐えれなくなり、辺りを凍りつかせるような目で姉を見て毒を仕込む妹の恐ろしさに人間の恐ろしさを感じずにはいられないでしょう。
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2005年には、フランス人監督のディアーヌ・ベルトランにて映画としてフランスで公開された「薬指の標本」。

「薬指の標本」の内容

物語は標本製作者の弟子丸と女性のお話。弟子丸の仕事は、標本室で依頼人が胸の内にしまっておきたい過去を標本にしていること。そして、仕事に中に薬指を負傷した女性が新たな職場として訪れ、その女性は自分にピッタリ合う靴を渡され履きます。
しかし、その靴は女性にとって恐ろしい靴だったのです。過去にその職場で働いていた女性達はいつの間にか消えていたといわれるいわくの標本室。女性はどうなってしまうのか…
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「薬指の標本」の作風について

タイトルをストレートに読むと薬指のコレクターのように見えますが、実際はそうではありません。標本と言えば、生態系の情報をコレクトする場所として認識していると思います。同作品では、人には見せられない欠点を標本にすることで、苦しみから解放される。そんな意味合いも含んでいると考えられます。あなたは自分の欠点をどう管理しますか?
映画ではまた違った雰囲気を味わえるかもしれませんよ!
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2004年には書店員が面白いと思う本を決める「本屋大賞」に選ばれた作品で、読売文学賞も受賞している「博士の愛した数式」。
2006年1月には、映画公開もされ寺尾聰、深津絵里などが出演しています。

「博士の愛した数式」の内容

主な登場人物には「博士」、家政婦として博士を世話する「家政婦」とその子供である「ルート」、博士の義理の姉になります。博士は事故の影響で記憶を80分しか保てません。そして、会話をするときは決まって「数字」を含めて話をします。
また、記憶が制限されていることから自分の服に覚えておく必要のある内容のメモを貼り付けているのです。毎日顔を会すたびに初対面となる博士との日常が数字によって予想もできないような展開に繋がってゆきます。
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「博士の愛した数式」の作風について

数学嫌いな人にとっては頭の痛い内容になるのでは?と考えるのはNG。記憶がリセットされることは、想像以上につらい出来事のはず。そんな状況でも「数字」を用いた会話は、ほっこりするような温かい気持ちにさせてくれるストーリーに。人を結びつける「友愛数」など、持病を感じさせない姿に心が洗われるような気持にせてれるでしょう。
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従妹のミーナと朋子のわずか一年間でドロドロな内容もありながら温かい風景が印象に残る作品。

「ミーナの行進」の内容

中学1年生の朋子は母親が洋裁学校へ勉強を学びに行くため、伯母が暮らす芦屋の地に赴くことになる。そこで待ち受けていたのは従妹である小学6年生のミーナであった。ミーナは喘息を患っているため、コビトカバにまたがり通学する女の子だったのです。そんな女の子同士の一年と短い期間で繰り広げる中身の濃い日常が始まります。「ミーナ」と「マッチ箱」の関係性に注目です。
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「ミーナの行進」の作風について

ミーナは病気のため周囲の住人から大事にされながらも、力強い言動や「マッチ箱」で心の温まる作風と言えるでしょう。ときにドロッとした話も入ってきますが、それも感じさせない前向きな気持ちにさせられる作品。
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登場人物達は世代や職業の異なる中で、どこか不思議な関係性が際立つ7編からなる短編集

「海」の内容

7編の中から「ひよこトラック」を挙げます。登場人物はあることで言葉を発せなくなった少女とホテルのドアマン、そこに「ひよこ」を交えたストーリー。ひよこはトラックに乗っていたが、トラックの横転により辺りに溢れかえる。それを見た少女がホテルのドアマンに掛けた声とは?
また、「風薫るウィーンの旅六日間」では、ウィーン旅行をする20代の主人公がひょんなことから同室となった60代の女性、琴子さんの恋人に会いに行く展開になり、その結末には…
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「海」の作風について

ひよこトラックについては、言葉を発せない少女がホテルのドアマンに掛けた声とは?風薫るウィーンの旅六日間で主人公が他人である琴子さんについていくなど、人の思いやりや想像力を掻き立てる物語と言えるでしょう。
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「ことりの小父さん」と呼ばれている老人とその兄が「ことり」を飼育する物語。

「ことり」の内容

ことりの小父さんはゲストハウスの管理人をする傍ら、近所の幼稚園で買われていることりの世話をする老人。そこには「ポーポー語」しか話せない兄も関わっています。言葉の通じない兄を世話しながら、ことりの世話に情熱をかける弟。そんな穏やかな日常を送る物語。しかし、冒頭はこの弟の死から始まる、異色の展開に。
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「ことり」の作風について

外の世界で時代に取り残されまいようにと必死にあがくより、ことりの世話を内の世界で楽しむ。変化しない日常だからこそ、その中で起こるほんのささいな出来事でも楽しめる。そんな、小さな発見にも幸せがあることを教えてくれる作品でしょう。
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全十話で構成される短編集は、サスペンスやミステリーで広く知られる「パトリシア・ハイスミス」をはじめとした、昔の作家などをベースに作り上げた作品。

「不時着する流星たち」の内容

「誘拐の女王」や「十三人きょうだい」で構成される同作品は、それぞれの物語の後に元ネタとなった人物やものが載せてある独特なつくり。
「十三人きょうだい」を例に挙げると、登場人物の叔父さんと少女は、二人だけで考えた秘密のワードを用いて話をします。その叔父さんは「サー叔父さん」と言われ、本当の名前を教えてくれることはなく、秘密の名が他の者に知られると…というような物語を含む。
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「不時着する流星たち」の作風について

元ネタを知ることで話の内容を理解できるかと思えば、タイトルの「不時着する流星たち」とあるように、答えに行きついてもどこか定位置でないような、そんなふわふわした感覚にさせられる作品。

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小川洋子のおすすめできる書籍または新刊を7つ紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。刺々しい内容緒のものがあればほのぼのとした内容もあり、読者の想像力を掻き立てるものが多いでしょう。映画化されている作品もあるので、もし興味が出たならば一度、小川洋子の作品に触れてみてはどうでしょうか。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://i.pinimg.com/236x/67/03/5c/67035ca3e3cb5fc30af73b16faf0eee8.jpg