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ランボルギーニの車種一覧!歴史や見分け方、値段まで徹底特集!

2024.02.22

世界を代表するイタリアのスーパーカーブランド、ランボルギーニ。そんなランボルギーニの歴代車種を一覧にしてまとめました。ランボルギーニの歴史ともいえる車種について、年代別に名前や見分け方、値段も振り返りながらご紹介していきます!

  1. ランボルギーニの車種の歴史を知っていますか!?
  2. スポーツカーブームとランボルギーニ
  3. ランボルギーニ社歴史年表一覧
  4. ランボルギーニ車種一覧!①1960代ランボルギーニの一覧
  5. ランボルギーニ車種一覧!②1970年代ランボルギーニの一覧
  6. ランボルギーニ車種一覧!③1980年代ランボルギーニの一覧
  7. ランボルギーニ車種一覧!④1990年代ランボルギーニの一覧
  8. ランボルギーニ車種一覧!⑤2000年代ランボルギーニの一覧
  9. ランボルギーニ車種一覧!⑥2010年代ランボルギーニの一覧
  10. ランボルギーニ車種一覧!⑦特別なランボルギーニ イオタ
  11. ランボルギーニ車種一覧!⑧特別なランボルギーニ カウンタックLP500R
  12. ランボルギーニ車種一覧!⑨特別なランボルギーニ ウォーター・ウルフ・カウンタック
  13. ランボルギーニ車種一覧!⑩特別なランボルギーニ カウンタックLP ターボS
  14. ランボルギーニ車種一覧!⑪特別なランボルギーニ カウンタック・エヴォルツィオーネ
  15. ランボルギーニ車種一覧!⑫特別なランボルギーニ レヴェントン
  16. ランボルギーニ車種一覧!⑬特別なランボルギーニ エゴイスタ
  17. ランボルギーニ車種一覧!⑭特別なランボルギーニ チェンテナリオ
  18. ランボルギーニ車種一覧!⑮カウンタックの見分け方
  19. ランボルギーニ車種一覧!⑯ランボルギーニの見分け方
  20. ランボルギーニを振り返って
世界を代表するスーパーカーと訪ねられた時、ランボルギーニの車種を思い浮かべる方は多いでしょう。しかし、そんなランボルギーニの車種と問われると、全ての車種を思い浮かべられる方は、少ないことでしょう。ランボルギーニの車種には、多くの歴史が存在するのです。
引用: https://www.nakamuraengineering.com/wp-content/uploads/s-IMG_8925.jpg
ランボルギーニの歴史をたどると、始まりはトラックの販売でした。戦後のイタリアでのトラック不足に目を向けた創設者のフェルッチオ・ランボルギーニ氏は、放出された軍用トラックを改造し、一般向けに販売したというのが始まりだったのです。
引用: http://www.cornesag.com/product/assets_c/2014/07/Nitro-thumb-960xauto-2964.jpg
そして、チューニングショップを立ち上げ、その後排気熱で軽油を気化するイン・パポリザトーレというシステムを利用して、トラクターを開発します。その後、エキゾチックカーを収集しますが、自身が満足する車がないことから、自身で車造りを始めたことが後のランボルギーニへと成長することになります。
1970年代後半から1980年代前半にかけては、当時の少年たちがスポーツカーにのめりこむというスポーツカーブームが到来します。注目を集めたのはランボルギーニをはじめ、フェラーリやポルシェにも高い注目が集まりました。
◯ランボルギーニ カウンタックLP400
引用: http://images.goodsmile.info/cgm/images/product/20131211/4155/27367/large/30f7800b3ff9dc2cccb62a9b9f272040.jpg
◯フェラーリ512BB
引用: https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/c/cb/Ferrari512BB1976.jpg/800px-Ferrari512BB1976.jpg
◯ポルシェ911
引用: https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/a1/Porsche_964_Turbo.jpg/800px-Porsche_964_Turbo.jpg
スーパーカーブーム当時、少年たちから絶大な人気を集めた3大スーパーカーです。中でもランボルギーニのカウンタックは人気が高かったものです。そんな魅力に影響された大人たちも、いつしか憧れる存在がスーパーカーでした。

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数千万円から数億円もするスーパーカーを生産しているランボルギーニですが、その社歴は順風漫歩といえるものではありませんでした。そんなランボルギーニの歴史を年表一覧にまとめてみました。
◯1962年
フェルッチオ・ランボルギーニ氏が設立
◯1963年
トリノショーで1号車となる350GTVを発表。
◯1971年
ボリビアのクーデターに政府とのトラクター契約が破棄され、資金難へ。親会社であるランボルギーニ・トラットリーチSpAへ全株移譲。自動車部門株51%をスイス人投資家に売却。
◯1974年
オイルショックにより、残り49%の株を友人に売却。
◯1978年
生産の遅れからBMW社が委託契約を破棄。倒産により政府管理下へ。
◯1981年
フランスの実業家が250万ドルで購入。
◯1987年
クライスラー傘下へ。
◯1993年
インドネシアの新興財閥Sedtcoのメガテックに譲渡。
◯1999年
アウディ傘下へ。
※1999年以降、現在はフォルクスワーゲングループに属しています。
ランボルギーニの車歴を振り返って見ましょう。1963年、プロトタイプとしてランボルギーニ初の乗用車が開発されます。そのランボルギーニ初の乗用車が、350GTVという名前でした。この350GTVを皮切りに、ランボルギーニは次々と車を開発し、スーパーカーと呼ばれる車が誕生していきます。
○350GTV(1963年)
引用: https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/b/bb/Lamborghini_350_GTV.jpg?1525924756600
エンジン:V型12気筒3.5Lエンジン パワー:-ps 最高速度:250km/h
値段:プロトタイプのため価格なし
350GTVのプロトタイプが登場した翌年、ランボルギーニの初の量産車となる350GTが誕生します。エンジンはプロトタイプと同じV型12気筒3.5Lエンジンが搭載されました。また、1965年には、350GTスパイダー(ランボルギーニ初のオープンカー)が誕生しました。
○350GT(1964~1966年)
引用: https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/94/Lamborghini_350_GT.jpg/800px-Lamborghini_350_GT.jpg
エンジン:V型12気筒3.5Lエンジン パワー:-ps 最高速度:250km/h
値段:当時の値段は不明。現代の金額換算でおよそ1200万円
1965年には、ロンドンオートショーで3500GTZが発表されますが、造られたのはたったの2台でした。その翌年の1966年に誕生したのは400GT。これは350GTのホイールベースを延長することで乗車定員を4名とし、全高を40mm高くすることで、実用性の高い車として誕生します。
○3500GTZ(1965年)
引用: http://blog-imgs-69.fc2.com/s/t/e/stemmadelbiscione/R0012291.jpg
エンジン:V型12気筒3.5Lエンジン パワー:-ps 最高速度:260km/h
値段:2台しか造られなかったため値段不明
○400GT(1966~1968年)
引用: https://www.1999.co.jp/itbig06/10068307a2.jpg
エンジン:V型12気筒3.9Lエンジン パワー:320ps 最高速度:250km/h
値段:新車販売価格不明(現在価値換算での値段はおよそ6500万円とされています)
1966年は、今後のランボルギーニを大きく前進させ、後に名車と呼ばれるスーパーカー、ランボルギーニ ミウラが誕生します。市販車構想はなく30台程製造されましたが、人気が高まったことから量産車として製造され、後に歴史に残る伝説の名車として語り継がれることになります。
○ミウラ(1966~1973年)
引用: http://farm3.static.flickr.com/2508/3867054324_554d6abb7e.jpg
エンジン:V型12気筒3.9Lエンジン パワー:350ps(最終型385ps) 最高速度:280km/h
値段:ミウラP400S(1970年)当時の新車価格約1200万円
この他に、イスレロ(1968~1969年)やエスパーダ(1968~1978年)があり、エスパーダはランボルギーニの歴史の中でもロングセラーモデルで、10年にわたって販売されます。また、1968年にはミウラ ロードスター(オープンカー)が販売されました。
○イスレロ(1968~1969年)
引用: https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/8/82/Lamborghini_Islero_S.jpg/800px-Lamborghini_Islero_S.jpg
エンジン:V型12気筒3.9Lエンジン パワー:320ps 最高速度:260km/h
値段:詳細不明
○エスパーダ(1968~1978年)
引用: https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/d/d6/LamboEspada.jpg/1024px-LamboEspada.jpg
エンジン:V型12気筒3.9Lエンジン パワー:345ps 最高速度:245km/h
値段:新車販売価格不明(2016年の値段1000~2500万円)
ランボルギーニが1960年代に生産していた車は、シザードアではなく普通に横に開く物でしたので、シザードアは存在しませんでした。シザードアが誕生したのは、1970年代に入ってからのことで、代表的なモデルには、カウンタックがあります。
1970年に誕生したのは、ハラマ。特徴はヘッドライトのカバーで、点灯時は下にスライドするというものでした。そして、リトラクタブルヘッドライトを持つウラッコが1972年に登場します。ウラッコもスーパーカーと呼ばれたモデルで、7年間販売されました。
○ハラマ(1970~1976年)
引用: https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/5b/Lambo_Jarama.jpg/1024px-Lambo_Jarama.jpg
エンジン:V型12気筒3.9Lエンジン パワー:350ps 最高速度:260km/h
値段:新車販売価格不明
○ウラッコ(1972~1979年)
引用: https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/5b/Lamborghini_Uracco_white_vr_EMS.jpg/1024px-Lamborghini_Uracco_white_vr_EMS.jpg
エンジン:V型8気筒3.0Lエンジン パワー:250ps 最高速度:240km/h
値段:当時の新車販売価格700~800万円
1970年代、日本ではスーパーカーブームが巻き起こります。このスーパーカーブームの立役者となったのが、誰もが知っている名車カウンタック。このカウンタックこそがランボルギーニの象徴ともいえる名前で、後のランボルギーニのスーパーカーの礎となっていきます。
○カウンタックLP400(1973~1981年)
引用: http://www.knight.co.jp/vcsImg/car/563-1/l/563-1_000049-6.jpg
エンジン:V型12気筒4.0Lエンジン パワー:375ps 最高速度:300km/h
値段:新車販売価格570万円(中古車オークション価格:1億2000万円)
カウンタックの名前の由来は「Countach(クンタッシ)」で、イタリア語で驚きという意味を持っています。実はこの言葉は方言で、スタッフの発したその発音から、カウンタックと名付けられたそうです。歴史的名車の名前にしては、少し意外です。
○カウンタックLP500S(1974~1985年)
※LP~Longitudinale Posterioreの略で、縦置きエンジンを意味しています。
カウンタックLP400に次いで登場したのが、カウンタックLP500Sでした。特徴はリヤウィングとオーバーフェンダー。カウンタックLP400がスマートなデザインだったのに対して、攻撃的なデザインがかっこよく、スポーツカーブーム時代、多くの少年がこのデザインに心を奪われたのです。
引用: https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/5/50/Lamborghini_Countach_LP500S.jpg
エンジン:V型12気筒4.8L パワー:380ps 最高速度:300km/h
値段:新車販売価格1200万円(中古車価格約3000~5000万円)
当時では独特のシザードアを持ったカウンタックは、日本でもたちまち大人気になり、この名前を聞いた当時の少年たちの憧れの車になります。カウンタックのミニカーやダイキャストモデルは、あっという間に売り切れてしまうほどの人気スーパーカーでした。また、1976年には、シルエットP300が登場します。
○シルエットP300(1976~1979年)
引用: https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/a0/Lamborghini_Silhouette.JPG/1024px-Lamborghini_Silhouette.JPG
エンジン:V型8気筒3.0Lエンジン パワー:260ps 最高速度:260km/h
値段:新車販売価格不明
補足ですが、1978年、ランボルギーニはBMWからの委託で製造していたM1の生産が遅れていることを理由に、契約が破棄されることになります。これによってランボルギーニは倒産。イタリアの政府管理下に置かれることになります。1981年にフランスの実業家が買い取り、後の1987年にはクライスラー傘下、1993年はインドネシアのメガテックに譲渡、1999年はアウディ傘下となります。
1980年代、最初に登場したのは1981年に販売されたジャルパです。この時代もまだランボールギーにといえばカウンタックという名前しか出てこない時代だったので、ジャルパは日本でもそれほど知名度の高い車ではありませんでした。これは、シルエットを改良した車でした。
○ジャルパ(1981~1988年)
引用: https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/b/be/Lamborghini_Jalpa_front.jpg/800px-Lamborghini_Jalpa_front.jpg
エンジン:V型8気筒3.5Lエンジン パワー:255ps 最高速度:234km/h
値段:新車販売価格不明(中古車価格1630万円)
1985年に登場したのは、カウンタック5000クワトロバルボーレ。排気量を4.0Lから5.2Lに拡大し、パワーは455psにまで引き上げられました。また、フロントのエアロフォルムやリヤのオーバーフェンダーなどで武装したカウンタックは、戦闘力アップを象徴し、フェラーリテスタロッサに対抗して登場しました。
引用: https://image.zigexn.jp/kuruma/filter/?width=630&height=472&quality=100&url=http://ccsrpcma.carsensor.net/CSphoto/bkkn/941/715/U00023941715/U00023941715_001L.JPG
エンジン:V型12気筒5.2Lエンジン パワー:455ps 最高速度:293km/h
値段:新車価格不明(中古車価格はASK)
※中古車価格ASKのASKは応相談価格の意味です。
1986年に登場したのは、LM002です。ランボルギーニ設立当初であれば珍しいタイプではなかったかもしれませんが、ランボルギーニの歴史から見ると、異色のタイプのオフロード4WD車でした。ちなみにLMとは、ランボルギーニ・ミリタリーの略となっています。
○LM002(1986~1993年)
引用: https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/9e/Lamborghini_LM002.jpg/800px-Lamborghini_LM002.jpg
エンジン:V型12気筒5.2L改エンジン パワー:450ps 最高速度:206km/h
値段:新車販売価格不明(フルレストア済の価格4000万円以上)
1988年、ここでまたカウンタックという名前を耳にすることになります。登場したのはカウンタック25thアニバーサリー。もちろんその名前の通り、25周年記念モデルで、1988年9月のランボルギーニデイに発表されました。生産数は657台、カウンタック過去最高の生産台数となりました。
○カウンタック25thアニバーサリー(1988~1990年)
引用: https://image.zigexn.jp/kuruma/filter/?width=630&height=472&quality=100&url=http://ccsrpcml.carsensor.net/CSphoto/ml/820/777/U00017820777/U00017820777_2_002.jpg
エンジン:V型12気筒5.2Lエンジン パワー:455ps 最高速度:295km/h
値段:新車販売価格不明(中古車価格はASK)
1990年代になると、カウンタックの名前はランボルギーニのラインナップから消えてしまいます。そして、そのカウンタックの後継モデルとして登場したのがディアブロでした。このディアブロの登場は、ランボルギーニの一つの節目とも思えるものでした。ちなみに名前のディアブロは、悪魔という意味です。
○ディアブロ(1990~2001年)
引用: https://image.zigexn.jp/kuruma/filter/?width=630&height=472&quality=100&url=http://ccsrpcml.carsensor.net/CSphoto/ml/215/653/U00024215653/U00024215653_1_001.jpg
エンジン:V型12気筒5.7Lエンジン パワー:530ps 最高速度:325km/h
値段:新車販売価格2550万円(中古車価格1245万円~)
○ディアブロVT(1993~1999年)
引用: https://image.zigexn.jp/kuruma/filter/?width=630&height=472&quality=100&url=http://ccsrpcma.carsensor.net/CSphoto/bkkn/019/626/U00018019626/U00018019626_001L.JPG
ディアブロの4WDモデル。1998年には、日産のフェアレディZ Z32型から流用された、固定式のヘッドライトに変更されます。
○ディアブロSE30(1993年)
引用: https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/b/bf/Lamborghini_Diablo_SE30_%28Special_Edition_30th_Anniversary%29_%2813684127473%29.jpg/800px-Lamborghini_Diablo_SE30_%28Special_Edition_30th_Anniversary%29_%2813684127473%29.jpg
ディアブロのランボルギーニ30周年記念モデル。150台限定販売でしたが、最終的には197台が販売されました。
○ディアブロVTロードスター(1995~1999年)
引用: https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/6c/Lamborghini_Diablo_VT_2.jpg
ディアブロのオープンモデル。
○ディアブロSV(1996~1999年)
引用: http://www.ag-motoyama.com/archive/lamborghini_diablo/pic/photo_1.jpg
SVはスポーツヴェローチェの略。その名前の通り、速い車を意味しています。
ディアブロは1990年から2001年まで販売されました。ディアブロは仕様変更等を加えられながら、およそ10年間という長い期間、ランボルギーニのスーパーカーの顔として、世界最高峰のスーパーカーの地位に君臨し続けました。ディアブロは、まさに名車といえるスーパーカーだったのです。
2000年代に入り、まず登場したのがムルシエラゴでした。ムルシエラゴの特徴は、大きい。なんと車幅だけで2mを超えてしまうほどの大きなボディに、6.2Lのエンジンはまさに他を圧倒するほどの大きさでした。また、フルタイム4WDも設定されました。名前の由来はコウモリです。
○ムルシエラゴ(2001~2010年)
引用: https://image.zigexn.jp/kuruma/filter/?width=630&height=472&quality=100&url=http://ccsrpcml.carsensor.net/CSphoto/ml/853/248/U00022853248/U00022853248_5_001.jpg
エンジン:V型12気筒6.2Lエンジン パワー:580ps 最高速度:330km/h
値段:新車販売価格2550万円(中古車価格1790万円~)
ムルシエラゴの登場から4年後、オープンカーとなるロードスターが搭乗します。オープンカーのためルーフがないことから構造を再設計。エンジンコンバートメントにはラティス柱が加えられるなど、各所に剛性の強化が図られました。
○ムルシエラゴ ロードスター(2004年)
引用: https://www.goo-net.com/carphoto/30301507_200510.jpg
ムルシエラゴは、2006年に排気量を6.2Lから6.4Lへ引き上げられ、パワーは640psを発揮。そこにeギアと呼ばれる6速オートマチックが設定されました。これによって名前にLP640という称号が与えられました。ムルシエラゴは、より強大なモンスターカーへと進化していきます。
○ムルシエラゴLP640eギア(2006年)
引用: https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/47/LamborghiniMurcielagoLP640Versace2.JPG/1024px-LamborghiniMurcielagoLP640Versace2.JPG
エンジン:V型12気筒6.4Lエンジン パワー:640ps 最高速度:340km/h
ガヤルドがデビューしたのは、2003年に行われたジュネーブショーでした。ムルシエラゴはディアブロb-スとなっていたため、アウディ傘下になってから、始めた開発された車ということになります。ガヤルドは、ムルシエラゴと比較すると若干コンパクトで、エンジンも5.0LのV型10気筒になりました。
○ガヤルド(2003~2013年)
引用: https://image.zigexn.jp/kuruma/filter/?width=630&height=472&quality=100&url=http://ccsrpcma.carsensor.net/CSphoto/bkkn/782/260/U00020782260/U00020782260_001L.JPG
エンジン:V型10気筒5.0Lエンジン パワー:500ps 最高速度:234km/h
値段:新車販売価格1770万円(中古車価格955万円~)
○ガヤルド スパイダー(2005年)
引用: https://img1.kurumaerabi.com/image/201802/144/d91b23f7.jpg
ガヤルドは、2008年にLP560-4が登場します。これは新開発の5.2Lエンジンが搭載され、初期モデルと比較すると最高出力が約60psアップしています。これによって最高速は300km/h以上の325km/hに到達。スーパーカーとしての性能をさらにアップさせたモデルとなりました。
○ガヤルドLP560-4(2008年)
引用: https://image.zigexn.jp/kuruma/filter/?width=630&height=472&quality=100&url=http://ccsrpcml.carsensor.net/CSphoto/ml/263/272/U00022263272/U00022263272_4_001.jpg
エンジン:V型10型5.2Lエンジン パワー:560ps 最高速度:325km/h
ランボルギーニの歴史上最高のヒット作となったガヤルドは、総生産台数が示すとおり、これまでにない14022台が生産されました。また、同じランボルギーニでも若干コンパクトで値段も抑えられていたことも、ヒット作となった要因です。
○ガヤルドLP550-2(2009年)
引用: https://catalogphoto.goo-net.com/carphoto/30301506_200907.jpg
駆動方式を4WDからミッドシップへ。軽量化が図られたモデル。ちなみにガヤルドの名前は、18世紀の闘牛飼育家だったフランシスコ・ガヤルド氏のガヤルドがつけられました。
2007年、ムルシエラゴをベースとして開発されたレヴェントンが登場します。しかし、レヴェントンは世界20台限定で販売され、日本に輸入されたのは、わずか1台。実物に遭遇する可能性は限りなく0に近いものですが、21台目は、ランボルギーニミュージアムに展示されているとのこと。
2010年代に入ると、いよいよアヴェンタドールが登場します。リヤフェンダーに大きく開けられたエアダクト、これまで縦長だったヘッドライトは短くつり上がり、より攻撃的にさえ感じてしまうエクステリア。一言で表すと、まさに「かっこいい」でしょう。
○アヴェンタドールLP700-4(2011年)
引用: https://image.zigexn.jp/kuruma/filter/?width=630&height=472&quality=100&url=http://ccsrpcml.carsensor.net/CSphoto/ml/337/156/U00022337156/U00022337156_2_001.jpg
エンジン:V型12気筒6.5Lエンジン パワー:700ps 最高速度:350km/h
値段:新車販売価格4100万2500円(中古車価格3108万円~)
○アヴェンタドールLP700-4ロードスター
引用: https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/91/Geneva_MotorShow_2013_-_Lamborghini_Aventador_white.jpg/1024px-Geneva_MotorShow_2013_-_Lamborghini_Aventador_white.jpg
○アヴェンタドールS LP700-4(2017年)
引用: https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/75/2011_Lamborghini_Aventador_%285488708138%29.jpg/1024px-2011_Lamborghini_Aventador_%285488708138%29.jpg
次世代モデルとして登場。パワーは740ps。
アヴェンタドールのSVとは、スーパーヴェローチェの略です。アヴェンタドールSVは、現行のアヴェンタドールとしては、最強モデルです。オープンモデルとなるロードスターの設定もあります。世界で500台限定となっています。
○アヴェンタドールLP750-4SV(2015年)
引用: https://ccsrpcma.carsensor.net/CSphoto/bkkn/942/164/U00023942164/U00023942164_001L.JPG
エンジン:V型12気筒6.5Lエンジン パワー:750ps 最高速度:350km/h
○アヴェンタドールLP750-4SVロードスター(2015年)
引用: https://4.bp.blogspot.com/-f8GxB-eSaps/VdEKlriH0EI/AAAAAAAAW2M/-ri7dJ3RP_Q/s640/Lamborghini-Aventador-LP-750-4-SV-Roadster-02.jpg
ランボルギーニの市販車の歴史上、最高のパフォーマンスを持っているアヴェンタドールは、現在も進化し続けています。アヴェンタドールという名前は、1993年10月からスペインのサラ・ゴサ闘牛場で活躍した牛の名前にちなんでつけられました。
2014年に登場したのは、ガヤルドの後継モデルとなるウラカンでした。トランスミッションンに7速デュアルクラッチを採用することで、高い加速性能を得ることができました。現在も現行モデルとして、ランボルギーニのラインアップに存在しています。ウラカンの名前の由来は、スペイン語でハリケーンを意味しています。
◯ウラカンLP610-4(2014年~)
引用: https://image.zigexn.jp/kuruma/filter/?width=630&height=472&quality=100&url=http://ccsrpcml.carsensor.net/CSphoto/ml/745/541/U00023745541/U00023745541_6_001.jpg
エンジン:V型10気筒5.2Lエンジン パワー:610ps 最高速度:325km/h
値段:新車販売価格2971万2960円(中古車価格2300万円~)
ウラカンの注目マーシンは、トロフェオ。トロフェオは、トロフェオ規格のワンメークレース用に造られたモデルです。重量は約200kg軽量され、エアロパーツを装備することで、ノーマル車と比較すると、格段に速く見えるのも特徴です。
◯ウラカン トルフェオ
引用: https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/06/Lamborghini_Huracan_Super_Trofeo_%2815383668411%29.jpg/800px-Lamborghini_Huracan_Super_Trofeo_%2815383668411%29.jpg

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イオタは、本来のランボルギーニのラインナップ一覧に出て来ません。というのも、1969年から11ヶ月という短期間で造られた、実験車だったのです。名前も様々で、ミウライオタやミウラSVとも呼ばれていました。ランボルギーニの歴史上、最も謎に包まれた車です。
引用: http://car-moby.jp/wp-content/uploads/2016/09/640px-Lancia_Motor_Club_AGM_2006_-_IMG_8358_-_Flickr_-_tonylanciabeta.jpg
エンジン:12気筒エンジン 詳細不明
値段:付けられません!(生産が1台説や4台説などがありますが・・・)
ミウラとの見分け方は、ヘッドライトの構造に違いがありますが、リヤ周りなどの形状の違いも見分け方になります。また、アンダー部分がグレーになっている点も、見分け方のポイントになります。
カウンタックLP500Rは、世界的に見ても数少ないカウンタックです。ブラックのボディにホワイトのウェーブラインが特徴のカスタムモデルです。このカウンタックLP500Rは、お目に掛かることすら困難で、すでに値段を付けることのできない領域に入っています。
引用: http://kura2.photozou.jp/pub/888/1430888/photo/147556402_624.v1525993386.jpg
ノーマルなのでスペックはLP500Sと同じ?
値段:付けられません!(日本にも1台動態保存車あり)
ボディ形状はカウンタックLP500Sとほぼ変わらないので、見分け方のポイントは、ボディのカラーリングになります。特徴となるホワイトのウェーブラインは最大の見分け方のポイントですが、カスタムカラーで同じカラーリングにしているカウンタックもいるようです。
ウォーター・ウルフ・カウンタックは、カナダの石油王だったウォーター・ウルフ氏が、1974年に自身の購入したカウンタックが気に入らず、オーバーフェンダーやリヤウィングを装着させたモデルです。出荷されたのは、翌年の1975年で、スポーツカーブームでも人気を集めたモデルです。
引用: https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/3f/Lamborghini_WOLF_Countach_%288014530312%29.jpg/1280px-Lamborghini_WOLF_Countach_%288014530312%29.jpg
エンジン:5.0L他詳細不明
値段:付けられません!(ちなみに1号車から3号車まで存在します)
ウォーター・ウルフ・カウンタックの見分け方は、オーバーフェンダーがブラックになっているなど、レッドとブラックの2色のカラーリングがポイントです。とはいっても、お目に掛かることはないと思いますが・・・。
カウンタックのターボSは、ランボルギーニの歴史の中でも意匠価値の非常に高いモデルで、2台しか生産されませんでした。ターボを搭載したことによって、その性能は現代スーパーカーにも劣らない性能を持っていたのです。現在は世界中を探しても、1台のみ現存しているとのこと。
引用: https://farm8.static.flickr.com/7631/17077955879_69efb93974_b.jpg
エンジン:V型12気筒4.8Lターボエンジン パワー:758ps 最高速度:335km/h
値段:付けられません!
これが幻のカウンタックといわれる、カウンタック・エヴォルツィオーネです。オルシオ・パガーニに指揮のよって、1987年に製造されたモデルで、車重が980kgと驚きの軽さを持っていました。現在有名な派ガーニは、オルシオ・パガーニが創設者です。
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/41r%2BNYSfxjL.jpg
エンジン:60度V型12気筒5.2Lエンジン パワー:496ps 最高速度:330km/h
値段:付けられません!
レヴェントンの新車販売価格は、100万ユーロ。これを日本円に換算すると、およそ1億6000万円!こんな破格の値段がつけられたにも関わらず、即完売ということでしたから、驚きです。名前はドン・ロドリゲス家が所有していた牛の名前とのこと。
○レヴェントン(2007年)
引用: https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/1/1b/Lamborghini_Revent%C3%B3n.jpg
エンジン:V型12気筒6.5Lエンジン パワー:760ps 最高速度 340km/h
値段:新車販売価格:1億6000万円(中古車情報なし 流通は3億円以上)
2013年に登場した、ランボルギーニの歴史上、最も特別なスーパーカーがエゴイスタです。戦闘機を意識したデザインで、運転席は航空機のコックピットといえる作り込み。乗り降りも戦闘機のように立つ位置まで決まっているという、50周年記念モデルです。
○エゴイスタ(2013年)
引用: http://www.inspiration-gallery.net/wp-content/uploads/20130523-vc003.jpg
エンジン:V型10気筒5.2Lエンジン パワー:600ps 最高速度:355km/h
ランボルギーニの歴史上というよりも、これまでの自動車の歴史の中で見ても、特別な車だということが分かります。世界20台限定で、一般の方には販売しないと公言していたとか・・・。現在は、ランボルギーニミュージアムに展示されています。
2016年に世界限定40台で販売されたのが、チェンテナリオです。6.5Lエンジンを搭載し、770psを発揮。ちなみに日本で公開されたのは2016年9月のことで、東京都の聖徳記念絵画館で行われました。チェンテナリオは、イタリア語で100周年を意味しています。
◯チェンテナリオ(2016年)
引用: https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/72/2016-03-01_Geneva_Motor_Show_1360.JPG/800px-2016-03-01_Geneva_Motor_Show_1360.JPG
エンジン:V12型6.5Lエンジン パワー:770ps 最高速度:350km/h
値段:新車販売価格2億1600万円
今見かけるカウンタックは、クワトロバルボーレか25thアニバーサリーがほとんどです。見分け方としては、テールを見るのが一番の見分け方です。テールランプ部分は似ていますが、アンダー部分にバンパーがないのはクワトロバルボーレです。
○カウンタック クワトロバルボーレのテール
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○カウンタック25thアニバーサリーのテール
引用: https://image.zigexn.jp/kuruma/filter/?width=630&height=472&quality=100&url=http://ccsrpcml.carsensor.net/CSphoto/ml/088/698/U00019088698/U00019088698_3_001.jpg
25thアニバーサリーは、リヤのバンパー部分があるというのが特徴です。また、クワトロバルボーレはシンプル、25thアニバーサリーは引き締まって見えるというのも見分け方になります。同じ車種でも、以外に違いが沢山あります。
カウンタックは年代別での違いが多々ありますが、現在見かける機会も多いムルシエラゴ、ガヤルド、アヴェンタドールは、エクステリアに大きな違いがありません。ということで、せめた車種だけでも見分け方を覚えて起きましょう。

サイドの違い

サイドから見ると、全体的に角張っているのがカウンタックです。特にルーフ部分とフロントピラーの境目に角が立っているのが特徴です。サイドウィンドウが仕切られているというのも、カウンタックの見分け方になります。
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ムルシエラゴのサイドから見た特徴は、テールエンド部分にあります。テール上部が丸みを帯びながら下に下がっているというのが特徴です。ガヤルドとよく似ていますが、サイドダクトがないものが、ムルシエラゴの見分け方です。
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こちらは、ガヤルドのサイドビュー。サイドからの形状は、ムルシエラゴとよく似ており、パッと見ると区別がつきにくいかもしれません。ガヤルドの場合はサイドに大きなエアダクトがムルシエラゴとの違いで、滑らかなテールがアヴェンタドールとの見分け方になります。
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サイドビューは、ムルシエラゴ、ガヤルドと似ていますが、全体的に平べったく見えるのがアヴェンタドール。見分け方の特徴となるのは、サイドとテールエンド。深く見えるエアダクトと後に突き出たテールエンドが特徴です。
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ウラカンのサイドビューの特徴は、リヤフェンダー下側にあるエアダクトです。サイドウィンドウの下のラインが、曲線を描いて跳ね上がってる点です。テールエンドは、曲線を描いて跳ね上がっいるというのもウラカンの見分け方の特徴です。
引用: https://image.zigexn.jp/kuruma/filter/?width=630&height=472&quality=100&url=http://ccsrpcml.carsensor.net/CSphoto/ml/247/042/U00024247042/U00024247042_4_001.jpg

テールの違い

この4台、テール部分は全く違う作りになっているので、車種ごとにテールさえ覚えておけば、大きな見分け方のポイントになります。それぞれの車種のテールの作りを覚えておくとができれば、即座に見分けることができます。
○カウンタック
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○ムルシエラゴ
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○ガヤルド
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○アヴェンタドール
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◯ウラカン
引用: https://image.zigexn.jp/kuruma/filter/?width=630&height=472&quality=100&url=http://ccsrpcml.carsensor.net/CSphoto/ml/257/774/U00024257774/U00024257774_5_001.jpg
テールの作りを車種ごとに覚えておくと、ランボルギーニとのすれ違いざまに「今の何!?」と思っても、振り返れば判別することができます。テールの作りは、瞬間的にも判別できる見分け方ですので、是非覚えておいて下さい。

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ここまでランボルギーニの車種について一覧でご紹介しましたが、歴史と合わせてお分かりいただけたでしょうか?スポーツカーブーム時代を賑わせ、今でも当時の少年たちの憧れであり続けるランボルギーニ、一度は手にしてみたいものです。
引用: https://image.zigexn.jp/kuruma/filter/?width=630&height=472&quality=100&url=http://ccsrpcml.carsensor.net/CSphoto/ml/828/236/U00022828236/U00022828236_5_001.jpg
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: http://www.dream-auto.jp/stock/_ph/199/2.jpg