日本でも海外でも、大人の男性は本革のアイテムを何かしら持っているものです。高級ブランドではない革製品であっても、上手に使うとかっこよく見えます。これは、本物の革製品にしか見られない高級感と、それが似合う自分である自信がそうさせるのでしょう。日本や海外で革製品を扱う高級ブランドが多いのも頷けます。また、本革製品は経年変化によって、自分だけの風合いが出てきます。そこに愛着が生まれることも、日本並びに海外で高級であっても革製品のブランドの人気が保たれる理由でしょう。

ここからは海外でも日本でも人気が高い、革製品の高級ブランドと、おすすめの革製品を紹介しています。まず、海外の革製品ブランドの中でも名高い、イギリスの「エッティンガー」です。1934年創業で、英国御用達のロイヤル・ワラントの称号を得ている高級ブランドです。スーツに似合うシンプルでエレガントなデザインが人気です。

エッティンガーでも人気が高いのが、長財布です。本革を細い糸で縫い合わせ、厚さがほどよくなるよう配慮しています。役職のあるビジネスマンが使うのに、ふさわしい革財布です。

イギリスの老舗の革製品ブランドである「ホワイトハウスコックス」も、日本・海外ともに人気です。もともと馬具をつくっていた会社で、その技術が使われているので品質はもちろん、耐久性が高いことで知られる高級ブランドです。日本や海外の30～40代の男性にファンが多いといいます。

ホワイトハウスコックスブランドの革財布は、どんな使い方をしても壊れないように配慮されたつくりとなっています。それと同時に、デザインはシンプルで原材料である革のツヤが一目で高級であることを伝えてくれます。

海外の革製品ブランドの老舗の一つに「カミーユフォルネ」があります。創業は1945年で、妥協を許さない製法にこだわる、高級ブランドです。財布はもちろん、様々な革アイテムがカラーバリエーション豊富に用意されていると、日本でも海外でも評判です。ビズネスシーンだけでなく、カジュアルな場でも違和感なく使える高級品です。

カミーユフォルネの革製品は、使えば使うほど味がでると人気で、何年にもわたって使い続ける人が多いことで知られるブランドです。人気の長財布も、数年に一度購入し直し、リピートし続けるファンも多いといいます。

歴史こそ浅いものの、海外で人気の革製品ブランドに「グレンロイヤル」があります。創業は1979年でですが、スコットランドの職人が手作りする革製品に定評があります。グレンロイヤルには、ブライドルレザーという製造方法が用いられています。これは、ロウを革に染み込ませることで繊維を収縮させ、耐久力をアップすることが目的です。

さらにこの製法によって、革に光沢が出るので美しさが際立ちます。使い続けることで味わいが出るので、10年もの間、1つのアイテムを使う人も少なくありません。一方で、高級ブランドの中でも、革に油分が多いことで知られています。自分へのご褒美として、1つ持っておくのがおすすめのブランドです。

イタリアブランドが好きな方にピッタリの革製品ブランドといえば、「ボッテガヴェネタ」でしょう。ボッテガヴェネタの製品には、イントレチャートといわれる技術が用いられています。独特の方法で革が編み込まれているので、ロゴがなくてもすぐにボッテガヴェネタの革製品だとわかります。

かつては日本でも海外でも30～40代の男性に人気でしたが、近年はデザインの幅が広がっており、20代にも愛用者が増えているといいます。厳選された革職人が手作りする製品なので、使用感も耐久性も抜群です。

日本でも海外でもイタリアブランドはに人気ですが、革好きの注目を集め続けているものといえば、「イルビゾンテ」でしょう。高級ブランドとして名高いだけあり、多彩な革アイテムを展開しています。デザインの幅も広いので、20～50代まで様々な年代のファンがいることで知られています。

イルビゾンテの革製品の肌触りは、購入時はサラサラしています。ですが、使い続けるうちに革がしっとりと、柔らかく変化していきます。他のブランドと比較しても、経年変化が激しく、自分なりの味わいに育てられるところが魅力です。

高級ブランドとして名高い「ダンヒル」でも、数多くの革製品を手掛けています。1880年創業のイギリスブランドの老舗で、シンプルでダンディーなデザインの革アイテムが多数ラインナップされています。素材の良さを伝えるシンプルなデザインと、ダンヒルのロゴだけで、周囲の目を集めるアイテムといえるでしょう。

近年はカジュアルシーンにもピッタリな、鮮やかなデザインのアイテムも用意されています。ダンヒルの財布は収納ポケットが多いなど機能性も高いところも、人気の理由です。スマートなかっこよさを追求する男性に、おすすめしたい一品です。

ドイツで有名な革製品ブランドに「ゴールドファイル」があります。1856年創業の老舗で、海外でもヨーロッパで人気の高いブランドです。その理由は、最高級の素材を使い、ヨーロッパの伝統的な手法と現代の技術を融合させて、クオリティアップを目指す姿勢に共感するファンが多いからです。

ゴールドファイルのアイテムは、革が本来持っている特性を大事にするため、加工しすぎないよう配慮しています。重厚感のあるデザインですが、縫製などは繊細だと評判です。30～50代の大人の男性に似合うブランドといえるでしょう。

歴史こそ浅めですが、イタリアブランドである「フェリージ」も注目です。1973年の創業以来、高品質の革を技術力の高い職人がアイテムに仕上げています。使われているのは、ブライドルレザーと呼ばれる馬具としても使用される革か、手触りのよいカーフスキンです。同じデザインで、2つの革が用意されているので、好みの使用感で選べます。

シンプルなデザインから型押しまで、様々なアイテムが用意されているのもうれしいです。30～40代の男性にファンが多く、ビジネスシーンだけでなく、カジュアルな場で使っても、おしゃれさが際立ちます。

1996年創業の「オロビアンコ」は、イタリアのブランドです。2016年に日本でも公式ブランドサイトが登場し、近年人気急上昇中のブランドでもあります。革小物はもちろん、バッグなど様々なアイテムを用意していることでも知られています。中でもおすすめしたいのが、シンプルな長財布です。

デザインはシンプルで、さりげなくシルバーメタルロゴが付くか、ワンポイントの彫刻が入るだけなのも魅力です。革製品ブランドの中でも、リーズナブルな商品展開を行っているので、贈り物としてセレクトする人も多いそうです。

1941年に創業したアメリカのブランド「コーチ」は、誰もが知っていることでしょう。コーチは日本で認知度も人気も高いブランドで、バリエーション豊富なアイテムを取り揃えています。もちろん革製品にも定評があり、長財布を愛用する男性がたくさんいます。人気の秘密は、十年単位で利用できる高品質の革を使用していることです。耐久性があるので、長く愛用できます。

1851年創業のスイスの老舗ブランド「BALLY」も、見逃せません。リボンの製造からスタートしたballyは、靴の商品開発を経て、革製品のアイテムの展開を始めました。ballyで最も有名なのは、スイスの国旗をモチーフに赤と白のラインがデザインされた、バリーストライプです。しかし、大人の男性に好まれるのはシンプルなデザインのものです。

栗や茶色などの高品質の革を使い、シックなデザインの革製品も多数つくっています。長財布も折りたたみ財布も、シルバーのロゴがさりげなく配されているのもステキです。人とは違うブランド品を持ちたいと考えているなら、ballyを選んでみてはいかがでしょうか。

日本のブランドと思われがちですが、実は2008年にフランスで創業されたのが、「メゾンタクヤ」です。その商品づくりのイメージは、「シンプルなのにぜいたくさのある和食」だといいます。シンプルで良いものをというコンセプトそのままに、使用しているのはエルメスのバーキンの材料にも使われていると言われる高級革です。

銀時計のギフトショップとして1887年に創業したイギリスの「スマイソン」は、現在ではとステーショナリーを扱うブランドとして有名です。1964年にはエリザベス情報に、1980年にはチャールズ皇太子に、2002年にはエディンバラ公に、ロイヤル・ワラントの称号を賜っています。

高品質な革を繊細なステッチで縫製したシンプルな革製品は、光沢と色彩、ハリ感だけでその存在感を示します。経年変化による美しさにも定評があるので、高貴な雰囲気の革製品を探している人にピッタリです。

2008年に創業した「ラルコバレーノ」は、All Made In Italyをコンセプトに財布や小銭入れなど、革小物を製造・販売しています。「虹」を意味するラルコバレーノの名の通り、カラフルなデザインが多いですが、男性に人気が高いのは落ち着いた色合いの財布です。

高品質の革が使われているのはもちろん、何より機能性が高いと好評です。シンプルな見た目からは想像できない収納力の高さと、品質の割にリーズナブルな価格が近年注目を集める理由でしょう。

今回は、日本でも海外でも注目されている革小物の人気ブランドをいくつかご紹介しました。ある程度の年齢になった男性が、安っぽい小物を持っていると、ビジネスシーンで足元を見られる可能性があります。そう考えると、一つでも高級ブランドの革製品を持つのがおすすめです。自分の好みに合う革製品を、いろいろなブランドを比較して見つけてみてください。