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バイクのバッテリーの寿命は何年?電圧低下の症状/交換時期判定ご紹介!

2024.02.22

バイクバッテリーの寿命が短いと感じている方、この症状が出てきたら変え時です。まだ大丈夫と油断していて、出先で動かなくなった経験はないですか?バイクバッテリーの寿命、危ない症状、交換時期、寿命を長持ちさせる方法について詳しく解説します。

  1. 【バイクバッテリー】寿命は何年?危ない症状は?  ~はじめに~
  2. 【バイクバッテリー】寿命は何年?危ない症状は?  ①バッテリーの種類
  3. 【バイクバッテリー】寿命は何年?危ない症状は?  ②何年もつものなのか
  4. 【バイクバッテリー】寿命は何年?危ない症状は?  ③バッテリー上がりにも2種類
  5. 【バイクバッテリー】寿命は何年?危ない症状は?  ④こんな症状は注意!
  6. 【バイクバッテリー】寿命は何年?危ない症状は?  ⑤バッテリー上がりの応急処置
  7. 【バイクバッテリー】寿命は何年?危ない症状は?  ⑥旅先でのトラブル
  8. 【バイクバッテリー】寿命は何年?危ない症状は?  ⑦バッテリーを長持ちさせるには
  9. 【バイクバッテリー】寿命は何年?危ない症状は?  ⑧冬場は気を付けて
  10. 【バイクバッテリー】寿命は何年?危ない症状は?  ~おわりに~
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いきなりバッテリー上がりに遭遇すると、びっくりすると同時にがっくりします。だって折角これから楽しいツーリングに行こうと思っていた矢先なのですから。
こんなことなら、危ないと言われたときに交換しておけば良かったと後悔しても遅いのです。とはいえ、バッテリーもタダではないので、もう少し大丈夫と言われれば交換は後回しにしたくなりますよね。
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と、いうことでバイクのバッテリーについてまとめてみました。
そもそも、バッテリーの種類はご存知でしょうか?  大きく分けると、開放型鉛バッテリー、MF型鉛バッテリー、リチウムイオンバッテリーがあります。
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開放型鉛バッテリーは、急激な電圧変化では内部で発生したガスを逃がしてくれ、ガスが充満してバッテリーがパンクするのを防いでくれるのですが、内部の液体が蒸発したり電気分解で減ってしまうので定期的に溶液を補充する必要があります。
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MF型のMFとはメンテナンスフリーを意味します。開放型に対して密閉型とも呼ばれます。発生したガスを内部で還元して内部で充満させないようにするシステムになっています。溶液が蒸発して減少することがないので、そういう意味でメンテナンスフリーと言われます。
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リチウムイオンバッテリーは、バイクのバッテリーとして徐々に浸透してきたもので、まだそれほど普及しているものではありません。特徴は、鉛より軽いレアメタルを使っているので全体の重量が軽いこと。ただし、充電するのに専用の充電器が必要だったり、ジャンピング(他の車からケーブルで充電してもらうこと)が出来ないというデメリットもあります。
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設計上は、10年くらい持つようになっているらしいです。が、あくまでこれは仕様書上の値であって、現実的には温度や乗車頻度などによって変わります。バイクに乗っていなくても、バッテリーは自然放電によって充電された電気が減っていきますから、日々消耗していきます。実際にはだいたい5年、長くても7年くらいで寿命を迎えるようです。
また、ハズレのバッテリーもあると聞きます。その場合にはもっと短くて下手をすると2年くらいでダメになることもあるようです。
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バッテリー上がりになっても、①充電しても回復しない場合と、②充電すれば回復する場合の2種類があります。
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①充電しても回復しない場合には、即交換です。寿命の判定としては一番分かり易いといえます。
通常、エンジンを始動することでバッテリーに電気が充電されていくのですが、しばらく乗らなかったりすると、この充電が行われず自然放電するだけなので、いざ、乗ろうとしたときにはエンジンを始動するために必要な電圧が不足してしまってエンジンがかからない(バッテリー上がり)になるわけです。
また、充電することで鉛と硫酸の化学反応を平衡状態(±0の状態)にしているのですが、放電しっぱなしになるとこの化学反応が分解の方向だけに進みますので、バッテリーの内部が痛んでしまうのです。痛みが進むと電気を通しても化学反応を起こさなくなってしまいますので、バッテリーとして機能しなくなります。
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②充電したら回復したという場合 単にそのとき放電しきって電圧が0の状態だっただけで、完全にバッテリーの機能が失われたわけではないということです。ただ、先に触れたように放電しっぱなしはバッテリーの内部を痛めてしまいますから、こういう状態を何度も起こすと劣化が早く進みます。
交換の判定としては、1回くらいならまだぎりぎり大丈夫かと思いますが2~3回繰り返しているなら交換判定の時期ではないかと思います。
先ほど述べたように、何度も放電(バッテリー上がり)を繰り返すと、バッテリー内部を痛めるので劣化が早まります。また、定期的に乗らないのも、自然放電だけが進みますからバッテリーの劣化を招きます。
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たまにしか乗らない方は、乗った時にエンジンのかかりが悪くなってきたと感じたら劣化が進んで電圧が落ちている可能性があります。
エンジンのかかりが悪いと感じたら、交換を判定する頃合いでしょうか。バッテリー上がりを2,3回経験しているようなら判定はレッドです。まだ動くうちに交換した方が良いでしょう。判定に不安がある場合はガソリンスタンドなどで見てもらう方法もあります。
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あくまで、応急処置なので上手く回復するかどうかはバッテリーの状態によります。
☆バイク専用の充電器を使って充電する。 放電しただけだった場合には充電すれば回復しますので充電器を使って電圧を回復させましょう。
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☆車のバッテリーとつないで充電する。 ただし、バイクと車では電圧の差が出来て過電流となるおそれがあります。場合によってはバイクのバッテリーが一瞬で壊れる可能性もあります。くれぐれも注意しておこなっ下さい。
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旅先でバッテリー上がりになったときも、専用の充電器があれば充電できます。また、ややリスキーですが他の車とケーブルをつないで充電することも出来なくはないですが、ちょっと危険なので、やはりJAFを呼ぶか加入している任意保険の保険会社に電話するかした方が良いかと思います。
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長持ちさせるコツは電圧を高く保つことです。充電が満タンに近い状態をキープすることが重要です。なので、できるだけこまめに乗るようにすることです。
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どうしても、長期間乗らない(乗れない)状態であるなら、バッテリーのケーブルを本体から外すのも手です。が、外してもバッテリー自体の放電は進みますので、多少の延命措置くらいに思ってください。
オルタネーターを新調してみると良いこともあります。オルタネーターはバイクのエンジンを始動することでバッテリーを充電するシステムを言います。バッテリーを交換する場合に、バッテリー自体は換えますがオルタネーターは古いままということがあります。(中古は特に注意)。オルタネーターを新しくすることでバッテリーの充電効率が上がりますので満タン状態を維持しやすくなります。
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冬場は気温が低下することからバッテリーの性能が落ちます。電圧も落ちている状態でエンジンを始動するのにセルを何度も回していたりすると、それだけ負荷がバッテリーにかかり消耗を早めてしまいます。
また、冬場はオイルも硬くなりエンジンのかかりが悪くなります。それでセルを回し過ぎる悪循環に陥る原因になります。
さらにさらに、冬場は寒いのでバイクに乗りにくい状況。寒冷地では雪が積もったりすればお手上げです。乗れない日々がバッテリーを消耗させてしまうのです。寒さや雪は人間の力ではどうしようもないのですが、少しでもバイクを動かしてバッテリーを長持ちさせるよう努めましょう。
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バッテリーという地味だけど油断をするとバイクそれ自体が動かなくなるという恐ろしい装置について解説してきましたが如何だったでしょうか。バッテリーもなかなかお高いので交換するかどうか判定に悩むところかと思いますが、この記事が参考になれば幸いです。ここまでお読みいただき有難うございました。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://d1f5hsy4d47upe.cloudfront.net/16/16465c24083fe577f0865074976d7aa3_t.jpeg