知っておきたいティーカップの持ち方やマナーを大特集!

紅茶やコーヒーを楽しむために不可欠なティーカップ。おしゃれなティーカップで紅茶やコーヒーをいただけば、優雅で上品な気分になりますよね。しかし、ティーカップの扱い方にはマナーや持ち方があるというのはご存知でしょうか。せっかくおしゃれなティーカップを使ってもマナーがなっていないと、見栄えも悪く、大人なティータイムは過ごせませんよ。そこで以下ではそんなティーカップに関する基礎知識をご紹介。気を付けたいマナーを中心に特集しました。
【持ち方・マナー・イギリスが発祥?】ティーカップの基礎知識:①発祥は実は中国
お茶の習慣は中国から伝わった

ティーカップや紅茶の本場と言えばイギリスのイメージがありますが、実は発祥とされているのは中国。上記のような取っ手がついていないつるっとした形状の陶器の器が原型です。ヨーロッパで紅茶を飲む習慣が広がると、徐々に小ぶりで容量の少ない中国の陶器は使われなくなり、砂糖を入れてかき混ぜるためにも便利な取っ手付きのティーカップが主流となっていきます。ちなみに中国由来のカップの容量が小さめなのはもともとお茶を薬として用いていたことに由来しています。
イギリスの水事情などにマッチして大流行

紅茶の習慣で有名なイギリスですが、その背景にはイギリスの水事情と紅茶の相性というものがあります。イギリスの水は硬水というタイプの水で、飲みづらい反面紅茶を淹れるのに用いると非常にまろやかになるという性質のもの。飲みづらく、沸騰させないと感染症の危険などもある当時の硬水の使い道としてぴったりだったのです。また、紅茶が普及する前までは安全に飲める飲み物と言えばビールなどでしたが、昼間からアルコールを入れるというの一日の生活に支障をきたします。そこに老若男女問わず楽しめる飲み物の紅茶が登場したことによって紅茶の文化が花開いていったとされています。
【持ち方・マナー・イギリスが発祥?】ティーカップの基礎知識:②ティーカップはつまんで持つ
正式なマナーは取っ手に指を通さない持ち方

ティーカップの正式な持ち方は取っ手に指を通さないものとされています。マグカップのように指を通してしっかりと握るよりも、人差し指、中指、親指の3本でつまんで持つとエレガントです。この時注意したいのが小指の行き先。小指をピンと伸ばして持つイメージがあるティーカップですが、やり過ぎは禁物です。男性の場合は小指は立てず、女性の場合は小指はカップを置くときのクッション程度にしておくとスマートに見えます。