変更を繰り返したおなじみのスバルのロゴマークの変遷とは?

フォレスターやXV、インプレッサなどの名車を数々生み出している日本のカーメーカーであるスバル。その歴史はほかのメーカーと同様に長く、歴史あるメーカーとして不動の人気を誇っている。誰もが目にしたことがあるスバルのロゴマークは、長年変わっておらず、ダサいという声も上がる中、トレードマークとして知られている。

ダサいと言われる6つの星のマークが印象的なスバルのロゴマークの由来とは、どんなものなのだろうか?また、昔からのシンボルや赤のロゴマーク、現在のロゴマークがダサいと言われているスバルだが、ロゴマークにはどんな変更が繰り返されてきたのだろうか?昔からの長年の歴史が語るスバルのロゴマークについてご紹介しよう!

変遷が気になるロゴマークが印象的!日本を代表するカーメーカーであるスバルとは?

株式会社SUBARU(スバル、英語: Subaru Corporation)は、日本の重工業メーカーである。 かつての商号は、「富士重工業株式会社」(ふじじゅうこうぎょう、略称:富士重(ふじじゅう)・富士重工(ふじじゅうこう)、英語: Fuji Heavy Industries Ltd.、略称:FHI)であったが、2017年4月1日に自動車のブランド名として広く浸透していた「SUBARU」(スバル)に商号を変更した。

なんと2017年に自動車ブランドとしての商号を変更していたスバル。といっても、もともとの社名を知らない人も多いのかもしれない。もともとは、富士重工株式会社という名であり、ブランド名の統一を名目に社名に変更を加えたのだとか。

昔からの社名を新たにしたスバル。変遷のあるロゴマークとも関係が深そう。
当社は、2017年4月1日をもちまして、社名を株式会社SUBARUに変更いたしました。社名とブランド名の統一を実施することにより、中期経営ビジョン「際立とう2020」の重点取り組みであります「SUBARUブランドを磨く」をさらに加速させ、SUBARUを自動車と航空宇宙事業において魅力あるグローバルブランドとして成長させてまいります。 代表取締役社長 吉永 泰之

スバルは、自動車事業に限らず、航空宇宙事業への取り組みにも力を入れている。我々の認識では、やはり日常生活に浸透しているものとしては、クールなクルマのラインナップだろう。昔から使われているロゴマークにも星が使われていることと、航空宇宙事業へのかかわりにも関係ありそうなスバルという名前。変更されてきたロゴマークの由来にはどんな意味があるのか?
6つの星が印象的。変遷されつつも世界で認識される「SUBARU」のロゴマークの由来とは?

北米などでは、スバルのSUVが高い人気を誇っているスバル。昔は赤や黒が基調で、ダサいと言われがちなロゴ。現在のロゴマークは世界規模で認識されていると言って過言ではないだろう。ロゴマークはダサいとも揶揄される一方、宇宙を思わせる素敵な印象が強い。昔から続くロゴマークの由来は、やはり宇宙とも関連がある。「むつらぼし」という言葉はご存じだろうか?

日本では古来、プレアデス星団をすばる(昴)と呼んだ。他にも地方によって、「六連星(むつらぼし)」や「羽子板星」などと呼ばれている。その他日本各地で多くの方言が見つかっている。 「プレアデス星団の方言」も参照 「すばる(統ばる)」または「すまる(統まる)」という言葉は元来他動詞「すべる(統べる)」に対する自動詞形であり、「統一されている」「一つに集まっている」という意味をもつ。玉飾を糸でひとくくりとしたものを『万葉集』で「須売流玉(すまるのたま)」、『日本紀竟宴和歌』で「儒波窶玉(すばるのたま)」などと呼んだのと同様の用法である。 その後、中国でプレアデス星団を指す昴宿から「昴」を当てた。

SUBARUの由来は、夜空に輝くプレアデス星団より来ている。この六連星(むつらぼし)を、古来の日本では昴と呼んでいた。当時の富士重工業の初代CEOであった故北謙治が、最初の試作車を命名するにあたり社内公募を実施。めぼしい名前が見つからず、結局本人がこの名前に決めたのだとか。