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小栗虫太郎のおすすめ書籍|完全犯罪や代表作黒死館殺人事件など!

2024.02.22

小栗虫太郎は、知る人ぞ知る推理小説作家。推理小説の三大奇書『黒死館殺人事件』や『完全犯罪』秘境探検小説『人外魔境』シリーズなどおすすめの書籍が揃っています。小栗虫太郎のおすすめ書籍はレトロで不思議な世界を感じたい人に読んでもらいたい書籍です。

  1. 小栗虫太郎とは?
  2. 小栗虫太郎の生い立ち
  3. 横溝正史と同時代
  4. 小栗虫太郎のおすすめ作風
  5. 小栗虫太郎の個性的なおすすめ着目点
  6. 小栗虫太郎おすすめ書籍:完全犯罪
  7. 小栗虫太郎おすすめ書籍:黒死館殺人事件
  8. 小栗虫太郎おすすめ書籍:人外魔境
  9. 小栗虫太郎おすすめ書籍:白蟻
  10. 小栗虫太郎おすすめ書籍:二十世紀鉄仮面
  11. まとめ
小栗 虫太郎(おぐり むしたろう)は、1901年(明治34年)生まれで、 1946年(昭和21年)亡くなった、小説家。だいぶ前の作家であります。同時代の作家に横溝正史がいます。横溝正史は、探偵金田一耕助のシリーズ「犬神家の一族」が映画化され、名前が広く知られるようになりましたが、小栗 虫太郎の名前の知名度は一般的にはそれほど高くはないようです。
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小栗 虫太郎の小説は、沢山の知識や教養が書かれていて、まるでその内容をひけらかすようなペダントリー(衒学趣味)的な表現で有名です。小栗 虫太郎は、東京神田の酒問屋の分家に生まれ、金銭的には裕福で生活には困らなかったようです。あるとき探偵小説に目覚め、創作活動を始めますが、すぐに作家デビューする訳もなく数年間は資産生活を送っていたといわれています。
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小栗 虫太郎の小説デビューは、劇的で、病気のため執筆ができなくなった横溝正史の代理原稿として採用された原稿がデビュー作「完全犯罪」となりました。小栗 虫太郎と横溝正史は不思議なめぐりあわせで、小栗 虫太郎が亡くなって、掲載できなかった小説の穴埋めを横溝正史が長編小説「蝶々殺人事件」で務めることとなりました。
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小栗虫太郎の作風は、ペダントリー(衒学趣味)と表現されるように、多方面の知識や専門用語、当て字などが入り混じり非常に難解。徹底したその姿勢は、圧倒的で、日本におけるミステリーの歴史を語るうえで、必ず名前があがる作家です。とくに「黒死館殺人事件」は「日本三大奇書」のひとつとして有名。悪趣味と評されることもあるけれどマニアが多い著書です。
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小栗虫太郎の小説は、単に推理小説というくくりで収まらないユニークさがあります。例えば「人外魔境」のシリーズでは、しっぽのはえた人「有尾人」や、羽の生えた人「有翼人」、水の中に住んでいる「水棲人」が登場します。世界の秘境を冒険する探検家が主人公という何とも個性的な発想です。

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完全犯罪は、密室殺人をテーマにした小説。圧倒的なペダントリー(衒学趣味)は小栗虫太郎ならではの作風。謎解きや意外性を楽しむというより、小栗虫太郎の作風を感じる作品。黒死館殺人事件に通じる作品ともいわれている。
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黒死館殺人事件は、小栗虫太郎の代表作。とにかくペダントリー(衒学趣味)に充ちていて、難解な作品。専門用語や知識の羅列で、ストーリーの展開を見失ってしまう事も多い。だだ、その作風は、他に類をみない。その難解さから「日本三大奇書」のひとつに数え上げられています。
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人外魔境が書かれたのは、戦前の日本。まだ地球上でも人類未踏の地がたくさんあったに違いありません。小栗虫太郎は、想像をめぐらし、尾っぽのある人や羽のある人を登場させて、冒険小説を書きました。それが人外魔境。

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白蟻は、小栗虫太郎の作品の中でも特に難解で読みにくいといわれている作品。白蟻は、短編小説なのですが、読むのが難しい著書。登場人物もたった3名。女性とその夫と、二人の息子。白蟻は作者の小栗虫太郎はお気に入りの作品のようです。
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小栗虫太郎の作品の中では、比較的読みやすく、ストーリー展開や謎解きの面白さが期待できる作品。二十世紀鉄仮面という作品名も面白い。
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小栗虫太郎の小説は、難解でペダントリー(衒学趣味)に充ちていますが、日本のミステリーの歴史上他に類をみない個性が魅力的です。マニアックな世界観が気に入ってファンになった人もいます。摩訶不思議な世界を一度はのぞいてみたいものです。
サムネイル画像は下記より引用しました。
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