// FourM
Fz4phto2rwjzrxfwiozq

CATEGORY | 車

セレナハイブリッドの燃費は悪いの?新型を比較しながら徹底解説!

2024.02.22

セレナのSハイブリッドは、ハイブリッドの割には燃費が悪いという評価が多くなっています。ここでは、他の新型車とも比較しながらセレナSハイブリッドの燃費がどれくらいなのか検証していきたいと思います。これからセレナの購入を検討している人は参考にしてみてください。

  1. セレナってどんなクルマ?
  2. セレナハイブリッドの燃費は悪い?悪くなってしまう原因を他社の新型と比較検証!①セレナSハイブリッドに搭載される「Sハイブリッド」とは?
  3. セレナハイブリッドの燃費は悪い?悪くなってしまう原因を他社の新型と比較検証!②Sハイブリッドはハイブリッドに比べて燃費が悪い理由は?
  4. セレナハイブリッドの燃費は悪い?悪くなってしまう原因を他社の新型と比較検証!③セレナSハイブリッドの実燃費はどれくらい?
  5. セレナハイブリッドの燃費は悪い?悪くなってしまう原因を他社の新型と比較検証!④他社のライバル車と比較すると?
  6. セレナハイブリッドの燃費は悪い?悪くなってしまう原因を他社の新型と比較検証!⑤Sハイブリッドにあるメリットとは?
  7. セレナハイブリッドの燃費は悪い?悪くなってしまう原因を他社の新型と比較検証!⑥セレナSハイブリッドに不満を持っている人は多い?
  8. セレナハイブリッドの燃費は悪い?悪くなってしまう原因を他社の新型と比較検証!⑦セレナ以外のおすすめ車種は?
  9. セレナハイブリッドの燃費は悪い?悪くなってしまう原因を他社の新型と比較検証!⑧大きめのファミリーカーに燃費を求めるのは間違っている?
  10. セレナSハイブリッドでドライブを楽しもう!
セレナは、日産自動車が1991年から販売しているファミリーカーになります。バブルが弾けてから発売された自動車ということもあり、高級路線といいうよりも低価格帯のファミリー路線のクルマになっています。基本的な仕様は、商用車であった「カーゴ」に似ていますが、車体の大きさには大きな違いがあります。1999年にフルモデルチェンジを行ない二代目が登場し、2005年、2010年、2016年にもフルモデルチェンジが行われ、現在販売されているモデルは5代目となっています。
ファミリーカーとして非常に人気の高い車種になっていて、モデルチェンジを続けながら20年以上の長きにわたって愛されている車種と言えます。デザインやエンジンの変更はありましたが、基本的な「ファミリーカー」といった概念は変わらず継承されています。初代モデルや2代目モデルは、どちらかと言えば低価格帯よりのファミリーカーでしたが、最近のモデルでは高価なグレードも用意されているので、より幅広い客層にアプローチしている車種と言えるでしょう。

関連記事

セレナSハイブリッドに搭載されている「Sハイブリッド」とは、ものすごく簡単に言うと「簡易的なハイブリッドシステム」です。これは日産自動車が独自に開発した技術で、他の企業ではハイブリッドとは呼ばれません。
本来のハイブリッドシステムは、加速時を含め定速走行中もバッテリーからの電力供給を受けたモーターがエンジンをアシストします。これに対して、Sハイブリッドシステムは加速時のみモーターがエンジンをアシストします。そのため、最も長い定速走行中の燃費は良くならないので、トータルしてみるとハイブリッドシステムほど燃費が向上しないといった具合になっています。
セレナSハイブリッドの燃費は、カタログ公表値では「約15キロ~約17キロ」となっていますが、実際に乗っているユーザーのレビューを見ると「約10キロ~約12キロ」となっています。通常のガソリンモデルの燃費が約7キロ~約10キロと言われているので、Sハイブリッドモデルはちょっとだけ燃費が良い程度に収まっています。
セレナと同じようなファミリーカーは、他社にもラインナップがあります。今回はホンダの「ステップワゴン」、トヨタの「ヴォクシー」と燃費を比較してみたいと思います。ホンダの「ステップワゴン」は平均の燃費が約10キロ~約13キロとなっており、セレナよりも燃費が良いとされています。燃費を気にするのであればステップワゴンの方がお得になりそうですね。トヨタの「ヴォクシー」の燃費は、ガソリンモデルで約10キロ~約15キロ、ハイブリッドモデルだと約12キロ~約18キロとなっています。こちらもセレナよりもだいぶ良い数値になっていますので、燃費の部分を見るならばセレナより良い選択と言えるでしょう。
燃費の面では、Sハイブリッドは通常のハイブリッドシステムに大きく劣ってしまいますが、燃費以外の面では負けていません。Sハイブリッドが最も優れている点は、「サイズの小ささ」です。一般的なハイブリッドシステムは、定速走行中にエンジンをアシストするために高い出力を要求されます。そのため、どうしてもシステム全体が大きく重くなってしまいます。エンジンやハイブリッドシステムは、車全体の中でも非常に大きな部品の一つなので、居住空間の広さにも大きな影響を与えます。
一般的なハイブリッドシステムに比べて比較的小さめのSハイブリッドシステムは、広い居住空間が必要なファミリーカーに適したハイブリッドシステムと言えるでしょう。また、製造コストの面で見てもハイブリッドシステムに勝っています。ハイブリッドシステムは、非常に複雑なため部品数も多くコストが高くなってしまいますが、Sハイブリッドシステムは簡易的なシステムのため比較的安価に製造可能です。そこまで燃費向上は望めませんが、一般的なガソリンモデルに比べれば燃費は向上していますので、お金をそこまでかけずに燃費を良くしたい、居住空間の広さは譲れないといった人に、Sハイブリッドシステムはおすすめです。
セレナSハイブリッドは、「ハイブリッド」という名前が付いていながら他社のハイブリッド車に対して燃費で大きな差を付けられてしまっています。これによって、「ハイブリッドなのに燃費が悪い」といった悪い評判が多く見られます。残念ながら燃費が悪いのは事実ですが、そもそも他社の一般的なハイブリッドシステムとセレナに搭載されたSハイブリッドシステムは違うものなので、比較すること自体は間違っているように感じます。
セレナの燃費が良くないことを理由に、新しいクルマの候補から外そうとしてる場合には、他のおすすめ車種を選んでみてはいかがでしょうか。今回はファミリーカーやSUVなど、ある程度の人数が乗れて荷物も積めるであろう車種を選んでみました。まず、ある程度お金に余裕があって少しでも良いファミリーカーが欲しいという人におすすめしたいのはトヨタの「アルファード」になります。アルファードは、内装においても外装においても一切の妥協を許さずに徹底的に洗練されたデザインを採用しているので、満足できること間違いなしです。また、乗り心地も高級セダンのように振動を一切感じさせないような快適仕様になっているので、後部座席に目上の人を乗せる際にもおすすめできます。
ファミリーカーは、家族4人~6人などの大人数を乗せつつ、人数に見合った荷物も乗せることができる快適を求めるクルマです。さらに、荷物によって人のためのスペースがなくならないように、極限まで居住空間を広げる必要性もあります。それだけの努力が必要なファミリーカーに、燃費まで求めるのはちょっとだけ難しいと言わざるをえません。燃費を求めるのならば、人数や荷物に妥協をしてプリウスなどのハイブリッドカーを選ぶのも良い選択かもしれませんね。

関連記事

セレナSハイブリッドは、燃費の面で他のクルマに負けていますが、一般的なファミリーカーに比べれば燃費が悪いとも言えません。
内装も外装も派手過ぎず地味すぎない、ちょうどいい味付けになっていますので、どんな人にでもマッチする標準的な一台だと言えます。人によっては地味だと言われるかもしれませんが、家族を連れて旅行に行くのに派手なクルマは必要無いとも言えますよね。