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シエンタで車中泊しよう!新型・旧型の改造方法を紹介【DIY】

2024.02.22

7人乗りミニバンのヒット作シエンタで車中泊をするためのDIYを駆使した改造方法とは?果たしてシエンタで車中泊は出来るのか出来ないのか。簡単にベッドやマットなど改造できるDIYキットがあるのか。今回はそんなシエンタの旧型・新型の改造方法をご紹介!

  1. はじめに シエンタが売れる理由
  2. シエンタ:改造/DIYで車中泊!① 旧型と新型の違い
  3. シエンタ:改造/DIYで車中泊!② 口コミでは…
  4. シエンタ:改造/DIYで車中泊!③ 車中泊するには…
  5. シエンタ:改造/DIYで車中泊!④ フラットにならない(困)
  6. シエンタ:改造/DIYで車中泊!⑤ シートの倒し方<3列目格納&2列目タンブル>
  7. シエンタ:改造/DIYで車中泊!⑥ シートの倒し方<3列目&2列目の背もたれ格納>
  8. シエンタ:改造/DIYで車中泊!⑦ DIYでフラットに近づける。
  9. シエンタ:改造/DIYで車中泊!⑧ 車中泊マットを活用
  10. シエンタ:改造/DIYで車中泊! まとめ
シエンタはコンパクトミニバンに分類されています。ミニの上にさらにコンパクトまでついてくるほど小型感を売りにした車です。当然小回りが利いて運転しやすい点が魅力です。
引用: https://toyota.jp/pages/contents/sienta/002_p_002/image/performance/top/carlineup_sienta_performance_top_pic_02_01.jpg
小型を強調するコンパクトにもかかわらず、しかし「ミニバン」なのです。大人数乗れます、荷物が沢山積めます、という特徴も併せ持っています。
引用: https://toyota.jp/pages/contents/include/carpage_format/carlineup/image/comparison-app/grades/15_1.png
普段の買いものもそうですが、キャンプ場などのレジャー施設も多数整備されてきていますから、荷物が沢山積める車は必需品です。しかし、大きい車は日本の狭い道には合いません。つねに横や角をぶつけないか擦らないかとヒヤヒヤして運転するのは疲れます。
初代(旧型)シエンタはコンパクトミニバンという分野を開拓した車といえます。それから10年以上の歳月をかけて2代目(新型)にモデルチェンジすることで一層、コンパクトミニバンらしさが際立ち、セールスはうなぎ上りの人気車となったのです。

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さて、旧型シエンタ(初代シエンタ)は2003年9月から販売を開始しました。旧型では、今の新型に比べて10cm以上も全長が短く、まさにコンパクトミニを追求していたのです。しかしながら、後部の両側スライドドア、3列シートを採用するなど今日ではファミリーカーとして当たり前の装備を採用していました。
引用: https://www.carsensor.net/contents/article_images/_51977/tokusen_sienta.jpg
残念ながら、旧型シエンタは月平均1200台程度しか売れませんでした。その後フロントラインのデザインを変更するなどのマイナーチェンジを経て、2015年秋に新型シエンタ(2代目シエンタ)が誕生します。この新型のモデルチェンジがビックリするほど大当たりだったのです。
引用: https://toyota.jp/pages/contents/sienta/002_p_002/image/grade/top/carlineup_sienta_grade_recommend_pc.jpg
新型シエンタは、コンパクトなのに6~7人の多人数が乗車できる充実の室内空間、3列シートに加えて両側スライドドアにより多人数でも乗り降りしやすい構造となっています。旧型よりもやや長い全長ではありますが、十分コンパクトで小回りが利きます。また外形のデザインも一新、新型シエンタはよりスタイリッシュな見た目となっています。
思うに、旧型はコンパクトファミリーカーということで女性ウケするような可愛い見た目にしたのかもしれませんが、日本では運転手はお父さんであることも多いですから、新型のデザインを男っぽくしたのも成功の理由かもしれませんね。
外装デザインについての口コミです。
・最初は抵抗があったのですが見慣れるとカッコ良く思うようになりました。 ・ミニバンの中ではダントツでスタイリッシュで個性的。 ・旧型は可愛すぎる感じがして男性には手が出しづらい感じだったのですが、現行型ではスポーティーな感じがして良いです。 ・斬新なデザイン。

個性的な見た目にコメントが集中ですね。

内装についての口コミです。
・プラスチック主体なのは変わりませんが、計器類が中央から運転席側に移ったのと、デザイン性が向上したのでチープさがなくなったのが良いです。 ・デザインはすごくいいです。しいて言えば運転席周辺に収納がもう少しあっても良かったです。 ・すっきり洗練されたデザイン、使い勝手も良好。 ・収納がちょっと少ない気もしますが、スッキリしていて使いやすい。 ・まず先代のセンターメーターをやめたのが◎。インパネやハンドルも洗練されたデザインだと思います。

・外観は小さく見えますが室内は使い勝手がよくとても広く感じると思います。私はサードシートは収納してラッケージルームを広くして使っています。  ・普段は2人だし7人乗りは必要ないと思って6人乗りにしましたが7人乗りの方が使い勝手が良いように思うこの頃です。  ・荷物をを載せたり、人を乗せたりするのに使い勝手の良い車です。 ただ、若干クッション(乗り心地)が硬いのが気になります。

内装についてもおおむね高評価です。乗り心地や車内の使い勝手は実際に試乗したりしてご確認いただくのが良いかと思います。

2~3時間の休憩でしたら、シートを倒したり、リアシートで膝を曲げて横になったりでも十分回復できるでしょう。しかし、車中泊となると話は別です。長時間狭い空間で横になると、「エコノミック症候群」の危険性が高まると言われています。
引用: https://d1f5hsy4d47upe.cloudfront.net/30/30280710a732a0786360bf88a38ebce5_t.jpeg
やはり、車中泊するとなるとベッドのようにフラットなマットレスで足腰を伸ばして横になれるのがベストです。
車の中ということでスペースの狭さはある程度ガマンしなければならないと思いますが、出来るだけフラットな状態で横になりたいものです。
引用: https://d1f5hsy4d47upe.cloudfront.net/e3/e3bf4d08dd84a9500525910b675c8bd4_t.jpeg
シエンタで車中泊はやってやれないことはないです。ですが、ここで困ったことが。まず、第1にシエンタのシートを倒してもフラットに(平らに)ならないということが挙げられます。
旧型のシエンタではシートを倒すとフラットになっていただけに、新型になって段差が出来てしまうことを嘆かれている方は多いと聞きます。
引用: https://kuruma-kamisama.com/wp-content/uploads/2018/10/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88-256.png
↑段差があって横になれる状況ではない図。↓シートを倒してもベッドのように180°水平にはならないとのこと。
引用: https://toyota.jp/pages/contents/sienta/002_p_002/image/interior/space/carlineup_sienta_interior_space_pic_02_06.jpg
第2に、シエンタは「コンパクト」ミニバンであるがゆえに、ボディのサイズが小さいこと。小回りが利いてよい反面、大人が横になるには少々狭い(短い)作りになっています。そもそもキャンピングカーのようにベッドで寝ることを前提に作っていないので仕方がのないことですが。
引用: https://toyota.jp/pages/contents/sienta/002_p_002/image/interior/comfort/carlineup_sienta_interior_comfort_pic_01_01.jpg
この2点を解決することが車中泊をするためのポイントになります。
頑張って、車中泊できるスペースを確保してみましょう。
ディーラーさんおススメなのが、2列目のシートをタンブル(縦に折りたたむ)して、3列目シートを2列目の有ったスペースの下に格納する方式です。
引用: http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/007/214/00/N000/000/014/146264145034522857179_0550070A30160206W00114.jpg
引用: https://toyota.jp/pages/contents/sienta/002_p_002/image/interior/space/col-movie_thumb01.jpg
↓上から見るとこんな感じです。 3列目シートを格納した部分にデコボコがありますが、ある程度の広さは確保できそうです。
引用: https://toyota.jp/pages/contents/sienta/002_p_002/image/interior/space/carlineup_sienta_interior_space_pic_02_02.jpg
この方法だと、荷物室の部分は1m40cmくらい。足を折り曲げて寝るしかないですね。
足を伸ばして寝れないものかということで、2列目と3列目の背もたれを倒してみたのが下の写真です。1列目の背中まで2m弱の長さは確保できそうです。
引用: http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/007/214/00/N000/000/014/146264145034522857179_0550070A30160206W00114.jpg
ただ、シエンタは2列目と3列目のシートの高さが同じでなく、3列目の方が高い位置に設定されています。(3列目に座った人も前の方が良く見えるようにするため)。なので、背もたれをたたむと2列目と3列目で段差ができてしまうのです。
引用: http://car-sokuhou.com/wp-content/uploads/2015/07/5d02ef4e80e442e985559b9e11eb3aa3.jpg
ある程度スペースを作れそうだけど、デコボコがあってフラットにならない、この問題をどうするかということですね。
では、段差問題を解決しましょう。今はDIY用の様々なキットも揃っているし、普段実際にDIYを熱心に楽しんでいらっしゃる方もいらっしゃるでしょう。要は折りたたんだシートとは別に土台を据えてベッドスペースを作る訳です。
上記サイトの抜粋をご紹介します。特別なキットなどない中で試行錯誤してベッドスペースを作り上げています。
引用: http://cyclenature.untokosho.com/sienta/IMG_7515.jpg
2列目3列目シートを倒した状態で、段差の部分はRVボックスを置いて調整しています。その上にビニールシートやベニヤ板を敷いたところです。ベニヤ板はシエンタの内形に合わせてカットしています。
引用: http://cyclenature.untokosho.com/sienta/IMG_7545.jpg
ベニヤ板の上で寝るのは背中が痛くなりますから、マットを敷きます。
2列目3列目の段差の部分に体重が係るとベニヤ板が折れてしまいますから補強をしたところです。
引用: http://cyclenature.untokosho.com/sienta/IMG_7599.jpg
これでかなりフラットな状態で眠れるとのことです。強度が保てれば厚めのマットを敷けば立派なベッドになりますね。
 
↓ さらにプロに頼むという方法もあります。ミニバンにベッドスペースを作ってくれる業者さんもあります。流石本職だけあって、もともとこういう車だったのかというような仕上がりです。快適なベッドで車中泊をしたい方におすすめです。
引用: http://www.kobo-links.net/wp-content/uploads/DSCN2587-263x197.jpg
本格的なDIYは大変だという方には、お手軽に解決するなら、キャンプ用のマットを使う方法があります。
スノーピーク(snow peak) インフレーダブルマットキャンピング2.0ST TM092
価格 ¥ 63,471
★CHANODUG OUTDOOR★シングルサイズ★ナバホ柄★キャンピングマット★厚み5cm★テントマット★車中泊マット★連結可能★エアーマット★インフレーマット★
価格 ¥3,980~
これらはエアマットなので普段は小さく畳んでおけるのでスペースを取りません。多少のデコボコはエアが補正してくれますので、おススメは2列目タンブル+3列目格納方式です。ちょっと狭いですが1泊くらいなら大丈夫でしょう。
防犯上や防寒上の心配のないところなら、後部のハッチを開けて足を出して寝るのもありでしょうか。今はキャンプキットが揃っているので、簡易テントと組み合わせて足元を支えるちょっとしたボードがあれば大きめマットで十分立派なベッドにできるかもしれません。
このほか、車中泊でのプライベート空間を確保するためにオプションでカーテンを付けたり、ウィンドーに目隠しシートを貼ったりするのもおすすめです。
引用: https://kuruma-kamisama.com/wp-content/uploads/2018/10/25-p01.jpg
シエンタ用のシートキットもあります。
カット済み カーフィルム TOYOTA トヨタ シエンタ 170系 シエンタ 車種別 車種専用 スーパーブラック/ハード ハイマウント加工 有
価格 ¥ 4,560
それから、電化製品が使えないといろいろ困るので、車中泊でも安心の充電器のキットです。
BESTEK カーインバーター 300W シガーソケット 車載充電器 USB 2ポート ACコンセント 2口 DC12VをAC100Vに変換 MRI3010BU(バッテリー接続コードあり)
価格 ¥ 3,280
このほかにもキャンプキットも今ではアウトドア専門店が各種取り揃えていますから、車中泊もかなり快適に過ごせるようになりました。

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旧型のシエンタがシートをフラットにして車中泊がしやすいタイプだったので、新型でも車中泊が出来ると思う方が多いようですが、残念ながら一筋縄ではいかないようです。
引用: https://d1f5hsy4d47upe.cloudfront.net/fa/fa4f41591236f043438fc22b3ce0c6d4_t.jpeg
ですが、今はアウトドア専門店でキャンプキットやマット、簡易テントなどが手軽に取りそろえることができるので、車中泊よりもキャンピングの方を充実させるのもよろしいのではないでしょうか。

車中泊グッズについてもっと知りたい方はこちら

サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://toyota.jp/pages/contents/sienta/002_p_002/image/interior/space/carlineup_sienta_interior_space_pic_01_06.jpg