ベルモットとはどんなお酒?

ベルモットは白ワインを主原料に、ニガヨモギをはじめとした10種類~20種類の香草やスパイスを白ワインにブレンドして作られたフレーバードワインです。ドイツ語ではヴェルムトと呼ばれており、この名前はニガヨモギのドイツ語(Wermut)から取られています。

ベルモットは白ワインの本来持つきりっとした飲み心地に加えて、香草とスパイスの独特の風味がマッチした深い味わいになっています。ベルモットは食前酒として飲まれることも多く、胃を程良く刺激して食欲を増進させる効果があります。ベルモットはスイート・ベルモットとドライ・ベルモットの2種類に分かれ、それぞれ味や香りが大きく変わります。
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甘味の強いスイート・ベルモットは主にイタリアで製造されているため、別名イタリアン・ベルモットとも呼ばれています。スイート・ベルモットは赤みの強い「ロッソ」と色味の少ない「ブランコ」に分かれ、ロッソは味と香りが強く、ブランコは苦さを抑えた味わいであるのが特徴です。


スイート・ベルモットは甘味と共に香草とスパイスの香りも強めに付けられているのが特徴で、日本のお酒では味わうことの出来ない独特の香りが口の中を包み込みます。口に合わないと感じる人も多いかもしれないスイート・ベルモットですが、ベルモットの独特な香りを楽しみたいのであればスイート・ベルモットがおすすめです。
【お酒】ベルモットの種類は?おすすめカクテルの飲み方/味/度数もご紹介!:ドライ・ベルモットについて

辛味の強いドライ・ベルモットは主にフランスで製造されていることから、別名フレンチ・ベルモットとも呼ばれています。甘味と香りがスイート・ベルモットに比べると比較的少なめで、ビアンコと比べて少し苦味が残った味わいになっているのが特徴です。


ドライ・ベルモットはスイート・ベルモットよりもシンプルで味のクセが少なく、原料の白ワインと同じようにそのまま飲んだり、料理の際に白ワインの代わりとして使ったりする場合があります。