ツーブロックはメンズを代表するおしゃれな髪型として多くの人気を集めています。短めにしている分、後ろ、つまり襟足の部分が伸びてくるとどうしても気になってしまうものです。そのままにしているとどんどん伸びていってしまうので、全体的なバランスが崩れて不快に感じてしまう方も多いのではないでしょうか。

しかし、この後ろの襟足部分はセルフカットによって簡単に処理することが出来るので、切り方や剃る方法を覚えれば襟足が伸びてきても短い状態を維持し続けることが可能です。今回はメンズツーブロックの襟足部分の切り方について詳しく解説していきます。

ツーブロックの襟足部分を短くすることで、さっばりとした清潔感が出るようになり、全体的なシルエットも美しくまとまります。「清潔感がある」という印象を持ってもらえることが短めの髪型全般に言えるメリットですが、ツーブロックも襟足を短めにすることでそうしたメリットを得られるようになります。

長めよりも短めの髪型の方が男らしく見えるものです。ツーブロックは後ろが伸びてくると印象も大きく変わりますが、短めに整えられたツーブロックならば男としてのワイルドさをアピール出来ます。襟足を定期的に短めにしておけばツーブロックの魅力を最大限に発揮出来ます。

ツーブロックの襟足部分はそのままにしておくとすぐに伸びてくるため、1か月もすればツーブロックを始めた当初の短かった襟足はもっさりとしたものに変わってしまいます。襟足部分が伸びてしまうことで、前述した清潔感や男らしさといったツーブロックの魅力が半減してしまい、とても中途半端な髪型になってしまうのです。

短めにしてもすぐに伸びてしまうのなら、ツーブロックにあまりするべきではないのでは？と思ってしまう方もいるのではないでしょうか。しかし、ツーブロックは切り方・刈り方を覚えて1月に1回襟足部分を処理すれば美しい髪型を維持することが出来ます。次の項目からはツーブロックの襟足部分の様々な切り方・刈り方について解説します。

3000円～4000円の予算で手に入れることが出来るバリカンは、ツーブロックの処理に非常に向いています。襟足部分から後頭部の髪が伸びているラインまで、ゆっくりとバリカンを沿わせていけば簡単に襟足を短めに保つことが出来ます。襟足の境界線の部分は必要以上に刈り上げてしまわないように、しっかりと手でガードしながら刈り上げましょう。

➀ツーブロックで位置を取ったラインとぼんのくぼ（動画内では襟足の上にあたる後頭部の一番くぼみのある場所）が繋がるようにダッカールピンで髪を抑えましょう。 ➁後頭部は留めたピンの位置まで刈り上げましょう。 ※頭の丸みを意識して刈り上げよう！ ➂襟足は絶壁の部分を刈り上げるとバランスが悪くなるので、剃りすぎに注意しましょう。 ➃グラデーションを整えるために生え際から3分の1ほどを薄く刈り上げます。

バリカンを使った後ろの処理ポイントは、髪が伸びている部分をバリカンの邪魔にならないようにクリップやゴムでしっかりとまとめて留めておくことです。こうすることでバリカンを動かしている最中に、誤って必要ない部分を刈り上げてしまうという最悪の事態を回避出来ます。

ホームセンターやドラッグストアで販売されているすきハサミを使えば、自分で襟足部分を調整することが可能です。前述したバリカンと合わせて使えば襟足部分の細かい調整も可能になるので、慣れてしまえば美容院に行かずに長期間セルフカットで襟足を処理出来るようになります。

ハサミを使って襟足を処理する際に気を付けるべきは「安価のハサミを使わない」ようにすることです。安価のハサミだと髪の毛に通した時、かなり多くの髪の毛が一度にバサッと切れてしまうので、後の調整が効かなくなってしまいます。目安としては4000円ぐらいのすきバサミを購入して使えば、一度にざっくりと切れることなく細かい調整が可能なのでおすすめです。

ツーブロックを美容師でお願いする際に言われることの多い「かぶせますか？」という質問、あの「かぶせる」とはどういう意味なのかわからない方も多いのではないでしょうか。実は「かぶせる」とはツーブロックの部分を、サイドや後頭部の髪で覆わせて、あえて見えないようにするヘアスタイルのことなのです。

サイドや後ろを完全に刈り上げたツーブロックとはまた違ったおしゃれ感が出せる「かぶせる」ツーブロックですが、襟足やサイド部分が伸びてきた場合には、刈り上げのツーブロックと比べて比にならないほどセルフカットが難しくなります。特に襟足はかぶせる部分まで一緒にカットしてしまいがちなので、どうしてもかぶせる部分の髪を残しておきたい場合には美容院に行くことをおすすめします。

バリカンやハサミを使わずに襟足をカミソリで剃ってしまえば、セルフカットも短いスパンでやらなくて済むのでは？と思っている方もいると思いますが、結論から言うとツーブロックを処理する際に襟足をカミソリで剃ることはおすすめ出来ません。

ツーブロックの醍醐味はサイドから襟足部分にかけての刈り上げのワイルドさにあり、その部分を剃ることで完全に髪をなくしてしまうと、ツーブロックの魅力がなくなってしまいます。なので、ツーブロックの襟足を手入れする際にはカミソリを使わずにバリカンを使いましょう。

美容院で伸びた襟足を定期的に処理してもらう方法は、一番綺麗に、そして失敗せずに襟足を処理するためのベストな手段であると言えます。しかし、1か月ほどで伸びきってしまう襟足の処理を毎回美容院に行って切ってもらうとなると、かなり出費がかさんでしまいます。

不器用すぎてセルフカットに自信がない、失敗してしまうのが怖い、という方は美容院に行ってツーブロックを整えてもらうのが一番良いかもしれません。しかし、髪のために毎月出費がかさんでしまうのも辛い！という方も多いはずです。どんな人でも一番最初に自分の髪に手入れをするのは怖いもの。勇気を出してセルフカットに挑戦してみるのもありです。慣れればかなり出費を抑えられるという嬉しいメリットも付いてきますよ。

フィリップスの電動バリカン「ヘアカッター HC5441/15」は1mm～23mmまで、全部で23段階の細かい長さ調整が可能になっており、ツーブロックの襟足処理にはぴったりです。刃の部分は水洗い出来るので手入れも非常に簡単で、値段も2500円～3000円ほどとかなりリーズナブルなのでおすすめです。

プロの美容師が扱う業務用のハサミを製造している富士山シザーが、家庭用にも扱えるように独自の改良を重ねて開発したカットバサミです。切れ味が非常に良く、軽く髪を通しただけで綺麗に切れていきます。すきバサミのすき率も20%と丁度良いので、髪の細かい調整も難なく可能です。

スライドさせるだけで長さを変えられるスライドアタッチメントはいずれも20～40mm、50～70mmと2種類の切り替えができます。スキ刈りアタッチメントでは、スキバサミを使ったかのようなナチュラルな見た目にしてくれます。煩わしい耳周りもスムーズに剃ることができるバリカンは刈り上げ初心者におすすめのアイテムです。

別名ダッカールピンとも呼ばれるこの商品は2本入りで、セルフカットをする際に必須となるアイテムになり、しっかりとしたホールド力で洗髪やアイロンをかける際にも重宝すること間違いなし。自分で剃る際にこのようなアイテムがない場合はゴムバンドで代用する手もあります。

持ち運びしやすい折りたたみ式三面鏡は、バリカンでの刈り上げやハサミでのカットなどの際、見えづらい後ろなどの手入れに効果的。また、LEDライト付きで暗めな部屋でも刈り上げのムラや細かい剃り残しのないよう視認性を良くしてくれるでしょう。

みずみずしいウェット感の出たショートスタイルの髪型にサイドから襟足まで刈り上げを加えることでさっぱりとした印象に。ウェーブの効いたほどよい長さの髪が上品なメンズに導いてくれます。ポイントは少し髪を湿らせた状態でグリースを揉み込むと上品なヘアースタイルになります。

ツーブロックでサイドから襟足まで刈り上げた爽やかさのある髪型に爽快なスカイブルーグラデーションが派手に決まったスタイル。前髪からトップまで男らしく立ち上げたスタイルをミステリアスなブルーでクールなメンズに。

刈り上げたサイドに髪を被せることでタイトさを出した髪型はトップをエアリー感のある毛束でボリューム感を出した爽やかなミディアムスタイル。刈り上げたサイドを覆う髪を耳にかけることでセクシーな雰囲気を醸し出せます。

光に当たることでアッシュブラウンの透明感ある部分とくすみのある部分がコントラストの効いた髪色に。そんなカラーの髪型はパート分けでセクシーさを持つ上に、刈り上げ部分に髪を被せるスタイルが軽やかな見た目に導いてくれます。

ロングヘアーを頭の上でまとめ上げたスタイルは女性らしさのある見た目を内包しつつ、サイドから襟足まで刈り上げた部分にある剃り込みが武骨な男の印象を感じさせてくれます。また、もみあげから顎、口と繋がった髭が大人の渋みを持ったメンズを演出。

3分の1ほど刈り上げたロングヘアーの髪型は、右に流した髪の毛と対照的なスタイルでセクシーな色気を醸し出します。流した髪が艶やかで綺麗な見た目を感じさせてくれます。

ツーブロックのセルフカットは慣れてしまえば簡単に出来るようになります。出費も抑えられて、美容院に行く手間もはぶけるセルフカットはとてもおすすめです。伸びた襟足に困っているツーブロックの方は、是非セルフカットに挑戦してみてはいかがでしょうか。