1968年に「万能型のトレーニングシューズ」として登場したモデルが、「ガゼル(GAZELLE、ドイツ語読みではガッツレー)」です。素朴かつシンプルなデザインは、飽きが来ないので、登場から50年たった今でも、古さを感じさせません。

「ボリュームのあるスニーカーはちょっと苦手…」な人でも履きやすい、シャープなシルエットと甲の薄さが特徴です。つま先は丸みを帯びていて、レトロな雰囲気が魅力的にも思えます。

サイドには、adidasではおなじみの「スリーストライプ」だけでなく、「GAZELLE」のプリントが入っているところが、渋いながらも、さりげなくオシャレな感じを演出してくれます。

カジュアルながらもすっきりしたシルエットは、普段使いしやすく、スリムパンツやリブパンツだけでなく、ワイドパンツでも、いろんなアイテムに合わせられるので、コーディネートが楽しくなりますよ。

主なガゼルのラインナップをご紹介しましょう。いずれも、adidasの公式サイトから手に入れることができます。

キャップとジャケットで合わせたカジュアルコーデ。ガゼルとインナーシャツを赤でまとめて、色味の割にはすっきり魅せることができました。

赤のガゼルを同色のパーカーと合わせてみたコーディネート。色数を絞ることで、派手目のカラーでもシンプルに取り入れることができます。

グレーのガゼルは、トップス・ボトムスを選ばないオシャレに最適な一足です。グリーンのようなトップスでも、きれいに魅せてくれるコーディネートです。

ベージュのジャケット・グレーのパーカーをトップスに配したコーディネート。無彩色系の組み合わせなら、足元はグレーでまとめるのが決め手です。

上半身にボリュームのあるアイテムを集めているときこぞ、足元はシンプルにまとめたいもの。そんな時はガゼルです。グレーなら、よりすっきり見せることができます。

トレンドの大判チェック柄ガウンとガゼルの相性。モッズテイストにも、こんなスニーカーなら決まってますよね。

上下を紺や黒で無難に抑えたとときに、アクセントに使いたいのが、赤のガゼルです。周囲の目を引く、アクセント感抜群のアイテムです。ガゼルの発色感であれば、イヤミにもなりません。

MA-1ジャケットとブルー系でまとめたインナー・ボトムスのコーディネートに、黒ガゼルです。足元がしまって見えますね。

ネイビーのロングコートとパンツでシックにまとめながら、インナーのニットをボーダーにすれば、さわやかな感じに。そんなコーディネートには、白のガゼルでさらにマリンテイスト感を演出。

ビッグサイズのダッフルコートとリブパンツでスポーティなスタイルに。そんなコーデには黒のガゼルでトラッド感を。活動的なイメージに仕立て上げてくれます。

ブラウンのジャケット、ネイビーのチノパンといった「ジャケパン」テイストに、ガゼルはバッチリです。こんな秋冬コーディネートには、スエードテイストのアッパーのガゼルが最適ですね。

ジーンズにはスニーカーってことなら、ガゼルをチョイスしてみては？ミニタリー風のシャツとキャップでスポーティなコーデにもピッタリです。

いま注目されているコーチジャケットときれいめテーパードパンツといったモード系ファッションにも、ガゼルが溶け込みます。

プリントシャツとイージーパンツの春先コーディネートには、ガゼルのようなスエード調スニーカーがぴったりですね。

ニットとガゼルをグレーでまとめてみたコーディネート。こんな組み合わせも、ガゼルのふところの広さゆえですね。

イエロー・グレー・黒のボーダーがおしゃれなトップスとジーンズの組み合わせ。そんなファッションには青のガゼルで足元をすっきりさせてみてはいかがでしょうか。

赤のガゼルをブラックコーデに差し込んでみました。赤の発色が強すぎないところが、使いやすいですよね。

ここまで紹介してきたコーデですが、シックなスタイルはもちろん、カジュアルなコーデでも、オトナらしさを演出できるのは、ガゼルの魅力ではないでしょうか。シルエットのシャープさで、スマートさを魅せられるガゼルは、大人こそ履いてほしいスニーカーです。このガゼルで、ひとつ上のスタイリングを目指しませんか。